「あまりにも帰国させるタイミングがいきなりだったので、ガーシー容疑者はかなり驚いていたようだ。テレビ各局にとっては夕方以降のニュースの格好のネタで、ウェブニュースは軒並みアクセスを稼いだ」(同)

 ガーシー容疑者の逮捕はすっかり情報番組や報道のニュースの“主役”となったが、ある事件のスケープゴートとなった話が一部で浮上しているという。

「ガーシー容疑者といえば、内閣官房副長官の木原誠二氏についての“暴露”をし、『嘘つき』と罵ったり、引きずり下ろすなどと挑発。これが問題視され、官邸案件になっていたと言われている。そしてこのところ官邸を悩ませていたのが、『週刊文春』(文芸春秋)が報じた岸田文雄首相の長男・翔太郎氏らによる首相公邸での忘年会問題。これで6月1日付で首相秘書官を辞職したが、すぐに『フライデー』(講談社)がこの忘年会に岸田首相までも参加していた証拠写真を掲載する追撃があり、岸田首相は開き直ったものの批判が殺到。一部では、岸田首相の妻・裕子夫人が翔太郎氏の更迭をなかなか認めなかったとも報じられるなど“フルボッコ”状態で、内閣の存続危機を招きそうな事態に発展してしまった。そこにきて、ガーシー容疑者の緊急逮捕。帰国のタイミングが“調整”されたのではとの憶測の声も出ている」(同)

 いずれにせよ、ガーシー容疑者は敵に回す相手を間違えてしまったようだ。