うだるような暑さが続く夏に食べたくなるメニューと言えば、ガツンとスパイスの効いたカレー!本格的なカレーは“お店で食べるもの”と思われがちですが、自宅でも外食に負けないクオリティのカレーを簡単に作ることができますよ。この記事では、固形ルウを使わずに作る、本格カレーの作り方を紹介します!
カレー作りに欠かせないスパイス!
今回はスーパーなどでも手に入りやすい「GABAN」ブランドのスパイスを使用します。
「コリアンダー」と「クミン」はパウダータイプ、「カルダモン」は殻付きタイプのもの、加えて「ガラムマサラ」と「チリパウダー」を用意します。ガラムマサラはカレーに必要なスパイスがバランス良く配合されており、味の仕上げにぴったり。チリパウダーは辛味やパンチが欲しいときに重宝します。
そして欠かせないのが、赤缶が目印の「エスビーカレー」。ターメリック、コリアンダー、クミン、フェネグリーク、胡椒、赤唐辛子、ちんぴといったスパイスが生み出すハーモニーは折り紙付き。これさえあれば、市販のルウを使用しなくてもカレー作りに失敗することはないと言えるほど心強い存在です。続いてほかの食材をチェックしていきます。
今回調理するのは、カレー作りの基本となるチキンカレー。最初に炒める「玉ネギ」と付け合わせの「オクラ」を除くと、カレーの具材は「鶏肉」と「マッシュルーム」だけという非常にシンプルなラインアップです。
物足りなく感じる人もいるかもしれませんが、簡単に手に入る食材で、かつなるべく手軽においしく作れるものでチョイスしました。
水の代わりに野菜ジュースと牛乳を使うのがポイント!
【チキンカレー(約4人前)材料と分量】
・鶏肉(手羽元、もも肉) 400グラム(もも肉の場合は一口大にカット)
・玉ネギ 1玉(みじん切り)
・ニンニク 1欠片
・マッシュルーム 100グラム(3等分程度にカット)
・オクラ(1皿分) 3本
コリアンダー 3~4グラム
・クミン 3~4グラム
・カルダモン 10粒
・ガラムマサラ 3~4グラム
・チリパウダー 2グラム
・エスビーカレー粉 大さじ1(15グラム)野菜ジュース 450ミリリットル
・牛乳 250ミリリットル
・コンソメ(キューブ) 2個
・インスタントコーヒー 2~3グラム
・塩 適量
・オリーブオイル 大さじ1(15グラム)
・醤油、中濃ソース 適量
オリーブオイルを熱したフライパンに玉ネギとニンニクを入れて弱火にかけます。さらにカルダモンの殻を包丁で割いて中の種子を取り出し、一緒に炒めていきます。
これらをじっくりと炒めている間に、マッシュルームをほどよい大きさ(3等分程度)にカットしておくといいでしょう。
全体がきつね色になってきたら、鶏肉をくわえます。肉に火が通ってきたところで、コリアンダー、クミン、ガラムマサラ、チリパウダーといったスパイスを加えて軽く炒め、全体に馴染んだところで野菜ジュースと牛乳、コンソメを入れて煮込んでいきます。
ひと煮立ちしたところで、カットしたマッシュルームをくわえましょう。
具材とルウが馴染んだら、一度火を止めてエスビーカレーとインスタントコーヒーを入れ、全体を混ぜ合わせながら塩で味を整えていきます。ここで味見をして、さらに塩気や旨味が欲しければ「醤油」を、甘みが欲しければ「中濃ソース」をくわえるといいでしょう。
エスビーカレーの粉末がしっかりと溶けていれば完成間近です。味がまとまるように、弱火で10~15分ほど煮込んでいきます。
さらに味見をして、カレーの風味が足りないと感じたら「ガラムマサラ」を、辛味が足りないと感じたら「チリパウダー」をお好みで追加してもいいでしょう。
付け合わせのオクラは先端を切って塩もみし、電子レンジ(600W)で1分加熱すればOK。カレーが好みの味に仕上がったら、ご飯と一緒に盛り付けて完成です。