さまざまな意味で猿之助の今後に注目が集まっているが、業界内では天海に対する同情の声も寄せられているそう。

「実は、天海は以前にも主演作のお蔵入りを経験しています。06年に主演した連ドラ『トップキャスター』(フジテレビ系)第3話が“占い師の詐欺行為をスクープする”という内容だったのですが、実在の占い師・細木数子さん(21年に死去)に酷似していたため、本人がフジに抗議。そのため、ドラマがDVD化されても第3話は“永久欠番”として収録されず、再放送時も第3話はカットされています」(同)

 『劇場版 緊急取調室 THE FINAL』も公開中止が決まれば、天海にとっては人生2度目のお蔵入り作品となる。『トップキャスター』第3話に関しては一度テレビ放送されているが、『劇場版 緊急取調室 THE FINAL』は猿之助の役どころ的に出演シーンをカット、もしくは代役を立てて撮り直すといった対応も難しそう。どちらの作品も天海が何かやらかしたわけではないだけに、気の毒というほかないだろう。