お金持ちと友達になるには「価値提供」しかない

ここまで話を聞くと「お金持ちと友達になるには、自分がお金持ちになるしかないのでは？」と思うかもしれない。だが、安心して欲しい。お金持ちになる前に、お金持ちと仲良くなる方法は間違いなく存在する。筆者の経験に基づく話をさせてもらいたい。

まずはお金持ちが提供しているビジネスにお金を払うことだ。例えばコンサルティングサービス。筆者は7年連続で年収1億円をキープしている経営者と親しくなりたかったので、彼の提供しているコンサルティングサービスに申し込んだ。その費用は月額数十万円、当時は一介の会社員に過ぎなかったので大きな負担だったが、おかげで自分のビジネスも飛躍し、今でも付き合いが続く友達になった。

「そもそもそんなお金もない」という方には、仕事を通じて彼らに価値提供することをお伝えしたい。筆者は、以前より憧れていた投資家がブログ上で仕事を募集していたのを見て、すぐに申し込みをした。他の応募者と競うことになったのだが、ライバルが1ヶ月に1,2つの仕事をするのに対し、筆者は30近くの仕事をこなし、それを継続した。程なくして大きな成果が出て、彼の目に留まることになる。

今度は反対に、筆者のビジネスを彼に利用してもらうことになった。次第に大口顧客になり、その後もお互いがお互いのユーザーになった。彼らへ大金を渡すことが出来なくても、お金持ちが求める仕事で価値提供を続ければ、自然に目に留まることになる。

一般人がお金持ちと仲良くなりたければ、彼らの提供しているビジネスを購入すること、もしくは彼らが喜ぶ仕事をしてあげることだ。まずはこちらから価値提供する、お金持ち相手であれば、なおさら持っておきたいマインドなのである。

文・黒坂岳央（高級フルーツギフトショップ「水菓子肥後庵」代表）／ZUU online

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