映画『八つ墓村』のロケ地として有名な「満奇洞」や、ウランガラスを専門にした「妖精の森ガラス美術館」、360mもの長い回廊が見どころの「吉備津神社」など、雨の日でもデートを楽しめる、岡山のおすすめスポットをご紹介します。

1.岡山市立オリエント美術館

公立としては日本で唯一となる、オリエント(現在の中東地域)の考古美術品を約5,000点収蔵する美術館。古代オリエントの土器や陶器、ガラス器、装身具など、収蔵品の数々を見学することができます。中でも、アッシリアの宮殿壁面を飾っていたレリーフが代表的。また喫茶室では、アラビックコーヒーが味わえます。

2.満奇洞

photo by K.Kawa.さん

映画『八つ墓村』のロケ地になった場所として有名な洞窟です。後述する「井倉洞」と並んで、岡山県の指定天然記念物である鍾乳洞で、与謝野晶子がここを訪れ「奇に満ちた洞」と詠んだことからその名がついたとか。

洞内は映画のイメージとは異なり、ところどころ美しくライトアップされ神秘的な雰囲気。全体的に天井が低めのため、場所によっては腰をかがめたまま数メートル歩かなければならないところや、並んで歩けない幅の狭い道もあります。

3.大原美術館

photo by chibimeguさん

昭和5年(1930年)に倉敷の実業家・大原孫三郎が開館した美術館で、西洋美術、近代美術を展示する私立美術館としては日本最初のものです。

大原美術館 工芸・東洋館

本館、分館、工芸・東洋館の3館からなり、本館では有名なエル・グレコの『受胎告知』やモネ、ピカソ、ゴーギャンなど世界の名画を楽しめます。ユニークなアイテムもそろうミュージアムショップでは、デートの思い出になるグッズも見つかるかも。

4.渋川マリン水族館

しがみつ木/photo by ★Kumiko★

「玉野海洋博物館」とも呼ばれる、昭和28年に開館した歴史ある水族館。34個の水槽では、瀬戸内海を中心とした日本各地の海洋生物を約180種2,000点飼育展示しています。屋外展示ではゴマフアザラシやキタオットセイ、ウミガメなどを見ることができ、実際に触れ合えるイベントも行われています。