散策が楽しい女川(おながわ)地区

牡鹿(おしか)半島のちょうど付け根に位置する女川は、少し足を伸ばせば、自然豊かな牡鹿半島やパワースポットで有名な金華山黄金山(きんかざんこがねやま)神社などがあり、観光の起点ともなることから、立ち寄る観光客も多い人気の町です。

震災後に生まれ変わった町は、高台に新設された女川駅と海とを結ぶ一直線上に「シーパルピア女川」や「ハマテラス」などの商業施設が建設されました。駅には、美肌の湯で人気の女川温泉「ゆぽっぽ」もあり、工夫次第で楽しみ方が無限に広がるエリアです。

女川グルメ

サンマの漁獲量日本一を誇る女川グルメの代表は、なんといってもサンマ。「シーパルピア女川」の「きらら女川」では、サンマ定食がいただけます。

こちらの店舗では、サンマを生地に練りこんださんまパンも人気です。もちろん、新鮮魚介を使用した海鮮丼のお店や、イタリアンレストランなども揃っているので、潮風をうけながらお好みのお店を探しましょう。

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川辺ですごせる閖上(ゆりあげ)地区

名取(なとり)市の閖上地区は、他の地区同様、東日本大震災で甚大な被害を受けました。その中で一番復興のスタートが遅れた地域でした。けれど少しずつ新しい公共施設や住宅が完成し、2019年4月には、商業施設「かわまちてらす閖上」がオープン。川沿いの閖上地区に賑わいが戻りつつあります。河口の堤防に建物が立つ商業施設は全国でも珍しいそうですが、この地区では、江戸時代から名取川や運河を使って、物資を運ぶ舟運事業の町として発展した歴史があり、川沿いに商店があったそうです。

カフェやレストラン、水産加工品店など、27店舗が軒を連ね、川辺にはオープンテラスなども設けられているので、川面を眺めながらグルメを楽しんだり、景色を眺めたり、のんびりすごせます。子供連れや、愛犬家には特に人気のスポットです。

閖上グルメ

店舗の中では、震災前からの老舗店や、震災後新たに参入した名店もあり、何度も訪れたいスポットとなっています。名物はらこ飯が大人気の「漁亭 浜や」では、赤貝やほっきめしも人気です。閖上からほど近い山元町で生産されているミガキイチゴを使ったイチゴスィーツの「ICHIBIKO閖上」は大人気で、早々に売り切れの商品が続出なので、お目当てがあれば、お早目に!

冬場には、名取名物のせり鍋やせり入りラーメンも登場します。独特の香りと歯触りがクセになるおいしさなので、冬場に訪れたら味わいたいですね。土手の下が駐車場(無料)にもなっています。