同日放送された『シューイチ』では、レギュラー出演者であるKAT-TUN・中丸雄一がこの問題に言及。ジャニーズ事務所は26日に、「心のケア相談窓口の開設」「外部専門家による再発防止特別チームの設置」「社外取締役の選出」の3つの対応策を発表したが、これについて中丸は「この3つによってすべてが補完されるわけではないだろうなと思いつつも、前進の一歩かなと感じています」などと話した。

 その後も、自分なりの解釈を明かしていた中丸だが、最後には、同事務所が阪神淡路大震災の際、断続的に募金活動を行ったことなどに触れ、「社会に貢献する気持ちっていうのは、だいぶ強い会社」「そういう姿勢っていうのは好き。一個人としてそこは誇りに思っている」といい面もあることを強調。

 すると、中山はこの話題の“締めコメント”として、「被害に遭った方は、この機会に徹底的に話し合っていただければなというのは当然。だけど、一方でアイドルの人たちに救われたという方たちがいるのも事実。彼らの歌、彼らのバラエティ、彼らのトークで救われたという方もたくさんいるから、そういったことも考えながら、いろいろと話し合っていってほしいなと思いますね」と希望を語った。

 そんな中山の発言に対して、ネット上では「中山さんが言うように、ジャニーズに救われたファンがいることを決して忘れてはいけない」と共感の声がある一方で、「性加害問題とアイドルに救われた話はまったくの別」「中山秀征のコメント、ジャニーズを擁護しすぎだし、問題のすり替えがひどい」「『そういったことも考えながら、いろいろと話し合ってほしい』って、誰に言ってるの? 犯罪犯しても、良いことをすれば帳消しになるとでも?」と疑問の声が相次いでいる。

 経営者による記者会見の重要性を訴えたヒロミと、“アイドルに救われた人がいること”を考えながら性加害問題を話し合ってほしいと語った中山。視聴者がより共感できたのは、やはり前者だったようだ。