借り換えするときの注意点は?
大前提として、借り換えは新しい会社の審査に通らないと利用できません。過去に延滞・滞納をしたなど、信用情報にマイナスになるトラブルを起こした場合は、借り換えができないこともあり得ます。
また、借り換えによって必ずしも返済額が減るとは限りません。すでに触れた通り、元利均等返済にすると毎月の支払額は減りますが、元金均等返済に比べると元金の減りは遅いです。
そのため、全体を通してみると総支払額や利息の総額が高くなり、損をする恐れがあります。
借り換えでローンの負担を軽減できる可能性は高い
契約したときは問題なく返済できそうでも、状況の変化により返済できなくなることが十分に考えられます。毎月の返済が負担に感じるなら、借り換えを含めた改善策を早めに講じましょう。
文・荒井美亜(金融ライター/ファイナンシャル・プランナー)
立教大学大学院経済学研究科を修了(会計学修士)。税理士事務所、一般企業等の経理を経験して現在は金融マネー系ライターとして活動中。日本FP協会の消費者向けイベントにも講師として登壇経験あり。