3.夫が会話をしない理由
続いて、夫が会話をしない理由を見ていきましょう。
(1)単純に疲れている
女性はお喋りでストレス発散することも多いですが、男性はその逆!疲れている時に喋るのはしんどいです。
仕事で疲れている時に話しかけられるのはちょっと…。もう脳がシャットダウンしてる状態で、考えることをやめてゆっくり休みたいんです。
実は、男性が1日に話す単語は7,000語に留まり、それ以上話すとストレスを感じると言われています。ちなみに、女性は1日に20,000語も話すことができるそう。
つまり、男性と女性では”1日に話せる言葉”に大きな差があり、これが”反応の薄さ”に繋がっているのかもしれませんね。
(2)妻が母親のような存在になっている!?
妻が母親のような存在になっている場合、「うんー。」だとか「いや、いいわ。」、「任せる」など、一言二言の会話で終了するケースが多いようです。
これは、夫が精神的に妻に甘えているのが原因。母親に対し素っ気ない態度をする男性は、妻にも同じように接する可能性が高いでしょう。
4.会話のない夫婦の離婚率は高いのか?
厚生労働省の「令和3年(2021) 人口動態統計月報年計(概数)の概況」によると、令和3年の婚姻件数は50万1116組で、離婚件数は18万4386組でした。
この中に【会話がないことで離婚した夫婦が何組いるか?】は、残念ながら定かではありません。
しかし、日本人の離婚理由第一位は、男女共に性格の不一致です!
- 価値観が合わない
- お互いを思いやる気持ちが無くなった
- 生まれ育った環境が違い過ぎた
- 子育てに対する考えが噛み合わなかった
つまり、夫婦間で話しをしなくなるといことは、価値観や考え方を擦り合わせる機会が減るということを意味します。
このことを考えると、【会話のない夫婦は離婚率が高い】というのは、あながち間違いではないでしょう。
5.会話ない夫婦は離婚危機!?4つの見極めポイント
このような種々のすれ違いは、”話すこと”で価値観を擦り合わせることで解決します。夫婦喧嘩をしつつも、お互いの意見をぶつけあって一致点を探ることが大事なのです。
こんな夫婦は離婚危機!?自分に当てはまるかどうかチェックしてみて下さいね。
- こんな夫婦は離婚危機かも!
- ①妻または夫が1日何をしていたのか一切知らない
②「ただいま」、「お帰り」などの挨拶すらない
③「うん」など返事だけで会話終了
④スキンシップが皆無
(1)夫や妻が1日何をしていたか一切知らない
夫や妻がどんな1日を過ごしたのか?長期間に渡って一切知らない夫婦は、関係がかなり冷え切っていると言えるでしょう。
「今日こんなことがあってさぁ。」、「今日、子ども達がね。」など、夜ほんの数分会話するだけで、ドカン!と一気に大爆発するのを防げます。
お茶やお酒を飲みながら、ほんの少し夫婦の会話をもつことを心がけましょう。
(2)「ただいま」、「お帰り」などの挨拶すらない
挨拶は人間関係の基本です。それすらない関係なら、夫婦どっちらか一方の心が折れる寸前かもしれません。
ここまでくると、もはや二人だけでは修復不可能な可能性が高いです。会話が成立しないと話し合うことすらできないため、相手の本心を知ることができないのです。
このような場合、”夫婦カウンセリング”などに頼ることをおすすめします。
夫婦カウンセリングを受けた人の中には、「もっと早く相談すればよかった!」と感じているカップルも多いようです。
どうにもならない夫婦関係でも、第三者の介入であっさり改善することがあります。親や兄弟では忖度が発生してしまうので、フラットな意見をくれる夫婦カウンセリングがおすすめです。
(3)スキンシップが皆無
軽いハグやキスなど、日常的なスキンシップがない場合も離婚黄色信号かもしれません。
特に女性の場合、嫌いな人物や生理的に無理な人物に触れられるとのを嫌がります。妻が夫に触れられるのを拒否するのは、夫に対し「キモイ」、「不潔!」など嫌悪感を抱いている証拠かもしれません。
(4)子どもを介してしか話ができない
「運動会やレジャーも一緒に行くのに、夫婦だけで会話ができない…。」
など、はたから見るとすごく仲良しに見える家族でなのに、実は夫婦仲が冷え切っているパターンもあります。
- 夫婦共に子どもが大事。でも、夫婦仲は悪くいつも険悪ムード…。
- 子どもと一緒の時しか会話がない
- 夫婦で子ども関連以外の話を一切しない
こうなると、子育て終了後の”熟年離婚”がチラつきますよね。
また、このような険悪ムードの夫婦仲は、いつか必ず子どもに気付かれます。
実は、夫婦不仲は子どもの健全な成長にも影響を与えると言われています…。
長年に渡り会話のない夫婦をみて育った子どもは、どのような大人になるのでしょうか?次でみていきましょう。