真夏日になったかと思えば急激に冷えたり、安定しない天気のせいで眠りが浅い方も多いのではないでしょうか。今回は安眠を得るためのグッズではなく誰でも手軽に試せる「不眠のツボ」について実体験を交えて紹介したいと思います!
■寝不足と不眠の違い
同じじゃないの?と思われるかもしれませんし、実際わたしも同じだと思っていましたが「寝不足」と「不眠」という状態は異なります。睡眠時間自体が不足していて、昼間にだるさ・眠気を感じる点では同じですが決定的な違いがあるのです。
「寝不足」とは
物理的に睡眠時間が足りない状態で、布団に入る事さえできればすぐに入眠し眠る事が出来る方です。多忙のため寝室に向かう時間が取れない、睡眠時間を削るしかないといった方が陥る状態です。
「不眠」とは
寝る時間があるのに、布団に入ったり横になっても眠る事が出来ない状態です。眠る力=睡眠圧と呼ばれる事もあり、この力が足りない事で横になってもなかなか入眠できなかったりやっと眠れても夜中に起きてしまう状態です。
「睡眠不足」「寝不足」の状態であれば、予定をやりくりして布団に入る時間を確保する事で改善が望めますが「不眠」状態であった場合は具体的な改善を試みなければなりません。そこで、私も試してみたツボについてご紹介します。
■不眠のツボ「失眠穴(しつみんけつ)」とは
足の裏側、踵の真ん中に少し窪んだ部分があるはずですが、そこが「失眠穴(しつみんけつ)」と呼ばれるツボです。但しツボといっても、一カ所をグリグリと強く押したり痛いほど刺激する必要はありません。
椅子に座って足首を持ち、反対の手でトントンと軽く20回ほど叩いてあげたり、横になった状態で膝を立て、ゆっくり足裏を布団に擦り付けるようにしてかかとに刺激を与えるだけでもOKです。
筆者は足裏がむくみ・コリを感じやすいのでお風呂上りや歯を磨く際に、足つぼグッズを持ち込んで「ながら運動」で足全体を刺激しています。失眠穴も、同じように刺激するようになってから少し変化があったように感じています。
穏やかな気持ちになりやすくなった
特に夜まで仕事があった時、人と会った帰り等興奮状態の気持ちだと脳が覚醒して中々眠りに付けなかったのですが、失眠穴を刺激する事で気持ちを落ち着かせて眠気を誘う事が出来るようになった気がします。日々、習慣化する事で「失眠穴を押したんだから眠る時間」というサインを身体に送るスイッチの役割を果たしているのかもしれません。
プラシーボ効果と行動の変化
失眠穴を刺激したのだから眠れるはず、という思い込み=プラシーボ効果も多少あると思いますし、せっかくよく眠れるはずだからと布団に入ってからつい見てしまいがちなスマホなどをそのままにして眠る事が増えました。
眠れない起きたりスマホを見ちゃう脳が覚醒して眠れない、という不眠のループを脱却するために強引に行動を変化させる必要があるのですが、失眠穴を刺激する事でこの負のループから脱却できるのかもしれません。