そして、今まで報道してこなかったメディアの自己反省を口にしたのが、フリーアナウンサー・小川彩佳。

「元ジャニーズJr.のカウアン・オカモトさんが、日本外国特派員協会の記者会見で性被害を訴えた件を受け、小川アナは5月11日放送の『news23』(TBS系)で、『報道機関がどれだけこうした被害を報道してきたのか。少なくとも私たちの番組ではお伝えしてこなかったという現状があります。その中で、このカウアンさんの発言は非常に重く、この言葉には向き合わなければならないと感じています』と吐露。『今後番組では、こうした訴えをしっかりと受け止め報道していきたいと考えています』と宣言しました」(同)

 関口宏も、メディアを糾弾している。

「5月21日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)の中で、関口は『確かにメディアの問題はありますね。でもメディアが利用してきましたからね。ここのタレントさんたちをね。その難しさはあるんだろうなとは思います』と、ジャニーズタレントたちを視聴率や売り上げのために利用してきたメディアの問題点に斬り込んでいました」(同)

 一方、視聴者から期待されていたものの、歯切れが悪い反応だったのが『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)でレギュラーコメンテーターを務める玉川徹氏だ。

「5月15日放送の同番組で玉川氏は、『やっぱり今後なんですよね。今回コメントされたことを、きっちり進めていけるか、自ら検証して進めていけるか。その際、被害を訴えられている方を第一に考えて進めていけるかどうかがポイント。ジャニーズの未来は、そこが決めるんだと思います』と、いつもの鋭さはどこへやら、ずいぶん浅いコメントで終わりました」(同)