まず、性加害報道の“過去”にもしっかり目を向けたのは、東野幸治だ。

「5月21日の『ワイドナショー』(フジテレビ系)で東野は、藤島ジュリー景子社長が社内意識の抜本的改善を表明しながら、第三者委員会は設置しないという考えに反論。『公正に第三者の方に来て見てもらって、1999年からでもさかのぼって(調査を)やったほうがいいと思う』と主張しました。99年に『週刊文春』(文藝春秋)が、ジャニー氏による性加害を告発し、ジャニーズ事務所が名誉棄損で裁判を起こした件に触れたのです。さらに、『聞き取り調査をして20年以上の間にいったいどういうことが行われていたのかを、ちゃんとオープンにしないと次に進めないと思う』とも訴えていました」(芸能ライター)

 性被害に遭った所属タレントに寄り添う姿勢を見せたのが、爆笑問題・太田光だ。

「5月21日放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)で太田は、『過去に性被害を受けた人たちが現役でもいるワケですよね。その中でそれぞれにいろいろな思いがある。そこを受け入れた自分を責める人もいるだろうし、退所した人もいる。それぞれに傷付き方が違う』とタレントに配慮。一方で『芸能スキャンダルとして広がっていっちゃう可能性が高いんだけど、そこは淡々と刺激的にならないように報じていくことも同時に必要』と、報道の過熱を警戒していました」(同)