【三浦義村役・山本耕史】

山本耕史/「第41回 向田邦子賞」贈賞式

「三谷さん、おめでとうございます。三谷さんとは、26年くらいご一緒させていただいているのですが、毎回、違う役が回ってきます。すごく静かな青年だったり、荒くれ者だったり、とても頭がキレる役だったり、堅物だったり、僕のことをどう見ているのかなと、とても不思議には思うのですが、全部自分っぽいんですよね。僕を僕よりも知ってくださっていて、僕の知らない僕も引き出してくれるような、そんな三谷さんが、今回受賞されたと聞いて、自分が(賞を)とったんじゃないかっていうくらい、自分のことのようにうれしいです。これからもたくさんの作品を作ってくださると思うのですが、そこに僕がいつでも参加できるように、そういう状態に自分を常に追い込みながら、役者として頑張っていきたいと思います」