ある時期から実家にひきこもったままの40歳の主人公・立花雅治を演じた松田は、「ずっとこのような役をやりたかったので、ついに来たか!と思ってうれしかったです」と喜びを表し、「撮影に⼊る前にちょうど雅治のような暮らしをしていたんですよ。まさに、ポテチ⾷べながらゲームしていて。これは役づくりなんだと。先の⼼配をしないで“幸せ”という名のぬるま湯につかっていました(笑)」と冗談交じりに報告した。

 沖田監督とは映画「モヒカン故郷に帰る」(2016年)以来、約7年ぶりのタッグ。松田は「久々に沖田監督と一緒にできるうれしい気持ち半面、『モヒカン故郷に帰る』が素晴らしい映画だったので、プレッシャーもありました。どのようなアプローチができるだろうかと、ドキドキしていました」と率直な心境も明かした。

 その沖田監督も「『モヒカン故郷に帰る』の撮影が終わった直後、松田さんから『またやりましょう』と言われました。そこからだいぶ間が空いてしまったけれど、また松田さんとできるチャンスだと思って臨みました」と“相思相愛”だった様子。