「ジャンゴ ザ・シリーズ」は、南北戦争からまもない荒野の理想郷を舞台に、家族を失った男・ジャンゴが直面する“因縁”と“宿命”を描く西部劇。クエンティン・タランティーノ監督によるリメークでも知られるマカロニ・ウエスタンの傑作を原案に、人種、ジェンダー、LGBTQなどの現代的テーマを盛り込み、新解釈でテレビドラマ化。オリジナル版の映画に主演したフランコ・ネロが出演することでも話題だ。 

 1872年、南北戦争終結から7年後のテキサス。白人を父に持つ黒人でかつて奴隷だったジョン・エリス(ニコラス・ピノック/声・竹田雅則)と、家族を亡くしジョンに育てられた白人女性・サラ(リサ・ヴィカリ/声・神戸光歩)は、人種や信仰、性別を問わず誰もが平等で自由に暮らせる町、ニュー・バビロン“を荒野に開き、元奴隷の黒人家族や白人社会からのはぐれ者などマイノリティーたちを受け入れ、貧しくも協力し合い平和に暮らしていた。ある日、そこにジャンゴ(マティアス・スーナールツ/声・堀内賢雄)と名乗る流れ者が現れる。また、石油採掘を巡ってニュー・バビロンは過去の因縁が絡んだ土地の所有権争いにも巻き込まれていく――。