「また、報道各社に配布した文書では『一連の報道以来、マスコミ各社からの取材が過熱しており、歌舞伎俳優とりわけ市川猿之助一門の俳優、または舞台関係者等に対し、自宅への来訪や公共交通機関(電車)内での取材要請など、節度をわきまえないと言わざるを得ない接触が持たれている』などと苦言を呈しました。ただ、やはり警察ないし本人からの正式な情報発信があるまでは、マスコミの取材合戦は収まらないでしょう」(同)

 実際、ネット上にも「真相を知りたい」という書き込みが多数見られる状況だ。

「現在、大手メディアは、“介護疲れ”がこの騒動の引き金だったという論調で報じるようになっていますが、ハラスメント疑惑の事実確認を求める声も多い。一方、業界関係者の間では、捜査関係者から猿之助の情報が次々と報じられていることにも注目が集まっています。現在、事情聴取の内容をはじめ、遺書とみられる書き置きが『愛するM』に向けたものであり、その人物に財産を相続させるという旨が記されていたことなどが記事になっていますが、猿之助が何かしらの理由で、警察側の心証を悪くしているため、捜査関係者がマスコミにこうした内情を流しているのでしょう」(同)

 真相究明にはまだ時間が掛かりそうだが、今後も次々と“意外な事実”が報道主導で飛び出してくるのだろうか。