「あの人って、色気あるよね」そんな声を集める人は、他の人と一体何が違うのでしょうか。そもそも人の色気とは、どこから生まれてどのようなところで感じ取れるものなのでしょうか。今回は、大人の色気についてご紹介。

大人になったら色っぽさを身につけたい。
女性なら誰もが一度はそのように憧れたはず。かくいう筆者も、いつかは洗練された色気をまとう女性になりたいと渇望しています。

ですが、そもそも色気ってなんなのだろう?
そう疑問に思うことはありませんか?

筆者は色気という言葉には大きく分けて2種類の意味合いがあると考えています。1つは、容姿・表情・仕草といった表面から感じ取れる性的な魅力。もう1つはその人の経験、思考から生まれる人間的魅力。今回は、表面的な色気ではなく内面から醸し出される色気について考察してみたいと思います。

色気とは経験によって生まれる

個人的な意見ではありますが、色気はそれらしい所作や仕草があるから表現できるというより、その人の人生経験そのものから醸し出されると感じています。その人が自分の人生において、何を経験し、どのような挫折を経て、何を学び、今どのように生きていこうとするのか。その人を形成する経験値が、結果として美しい所作、仕草、表情を作るのではないでしょうか。

そして、さまざまある経験の中でも「失敗」「憂い」「挫折」「悔しさ」といった、やりきれない気持ちをたくさん抱えてきた方は、とくに色香を放つような気がします。何かに失敗した経験がある人は、何かに挑戦した経験がある人。成功を手にできなかった悔しさも、成功を手にしたときの達成感も全て味わっているのです。その生き様、人生経験の深さが目には見えない色気となって、自然と周りの人を魅了するのでしょう。