各国首脳が集うG7サミットが5月19日から21日の日程で始まっている。今回のサミットは日本が議長国で、会場は岸田文雄首相の地元、広島。ウクライナ情勢を筆頭に、経済、環境、AIなど、議題はいろいろとあるが、その先に控えていると噂されているのが解散総選挙だ。

「岸田内閣の支持率は、スタートから約1年は支持が不支持を上回っていたものの、昨年秋に支持と不支持が逆転。一時は10ポイント以上の差が付いた時期もありましたが、今年春になって数字が均衡するようになり、現在はほぼわずかですが支持の方が多い状況です。

 岸田氏は、広島サミットを上手に取り仕切ってポイントを稼いだところで総選挙になだれ込み、長期政権化を図りたいというのが周囲の見方。6月解散なら、選挙期間中に安倍首相の一周忌も挟むことになり、選挙戦がやりやすいという事情もあります」(政治ジャーナリスト)