3.40代未経験でも転職しやすい職種
こちらでは40代未経験でも転職しやすい職種をご紹介します。あくまで「職種」に絞ってご紹介しているので他の条件が揃えば、もちろん他の職種も十分可能です。特にベンチャーには、今の仕事や経験が活かせる場合も大いにあります。4.40代が未経験から転職する時の6つの極意で詳しく解説していますので、ぜひ合わせてお読みください。
(1)介護職
介護職は、今需要が急拡大している仕事です。
2030年に日本人口の1/3が65歳以上の高齢者になると予測されており、あと10年もたたないうちに日本は超高齢化社会に突入します。そうなれば、介護サービスの需要が急増することが容易に予想できますね。
介護職は無資格でもOKの求人が多数あり、40代でも比較的スムーズに内定が得られます。
①介護職員初任者研修
②介護福祉士実務者研修
③介護福祉士(国家資格)
などの資格があれば、日本全国どこに引っ越そうとも職に困ることはないでしょう。
- 介護福祉士(国家資格)とは
- 介護資格の中で唯一の国家資
- 介護福祉士保有者は基本給に加え給与待遇が良い(無資格者に比べ1カ月平均約5.2万円プラス)
- サービス提供責任者、生活相談員、チームリーダーなど介護現場で幅広く活躍できる
特に、介護資格唯一の国家資格「介護福祉士」は、就職・転職に非常に有利です。ただし、介護福祉士を受験するには、いくつかの制約があります。
①指定の養成施設に2年以上通い国家試験を受験
②福祉系高校を卒業後に国家試験を受験
③3年以上の実務経験+実務者研修修了後に国家試験を受験
40代が介護福祉士を目指すには、③3年以上の実務経験+実務者研修が現実的です。そのため、実務経験を積むためにも、まずは未経験者OKの介護求人に応募してみましょう。
(2)営業職
営業職はどんな会社でも必要な仕事なので、求人数が非常に多い傾向があります。人材不足が著しい職種でもあるため、40代でも十分参入の余地があるでしょう。
- 保険営業
- IT営業
- 不動産営業
など、一口に”営業”と言っても様々な業界があります。
ノルマのプレッシャーや飛び込み営業で邪見にされる辛さなど、営業は決して簡単な仕事ではありません。しかし、コミュニケーション能力に自信がある人なら、未経験でも大活躍できる可能性を秘めていますし、顧客管理システムの導入で、アナログではない営業スタイルの企業も増えてきています。
しかも、40代という年齢が武器になるのが営業職の魅力です。
考えてみて下さい。何かを買う時に20代の若者に勧められるのと、40代の落ち着きあるスタッフに勧められるのでは、どちらが買いたくなるでしょうか?多くの人が、後者の40代を選ぶと思いませんか?
【信頼・落ち着き・深い知識】営業の武器を全て持っているのが、40代の魅力です。
(3)運転手
運転免許さえあれば始められる運転手も、未経験から転職しやすい仕事です。
経験や年齢を問わず採用されやすく、即戦力として活躍できます。
- タクシー
- 長距離トラック
- 配送業
など、運転手の仕事にも様々な種類があります。
長距離や深夜の運転など体力勝負な面もありますが、真面目に頑張れば評価される仕事です。
(4)工場系
工場系の仕事も、常に求人が途切れることなく転職しやすい仕事です。
工場系はキツイイメージがありますが、実は”人間関係”が苦手な人に向いています。
- ルーティーン化された作業をこなす
- 一人で黙々を仕事ができる
- 必要最低限の会話だけでOK
など、「一人で黙々と仕事ができて楽だ!」という人も以外に多い職種です。
また、1日の生産量(ノルマ)が終われば残業もなし。勤務時間もきっちり決まっているので、パターン化された毎日を送りたい人にも向いています。
(5)美容系
特に、女性の未経験転職に向いているのが美容系スタッフです。エステやセラピストは資格や経験なしでも採用されることが多く、実務を通して技術を学ぶことが可能です。
- マッサージ師
- アロマセラピスト
- リラクゼーションセラピスト
- 心理カウンセラー
など、幅広い職種で活躍できるのも魅力の一つです。
人と関わったり誰かを癒すことに喜びを感じる人に、向いている仕事と言えるでしょう。
(6)冠婚葬祭スタッフ
冠婚葬祭スタッフも、未経験から転職しやすい職種です。
結婚式やお葬式など、人生の節目には必ずセレモニーがあります。それらが滞りなく進行するようサポートするのが、冠婚葬祭スタッフの役目です。
特に、落ち着きある対応が求められる”葬儀スタッフ”は40代の需要が高いです。
- ご遺体の安置や搬送
- お通夜、葬儀などの相談対応
- 会場の手配や装飾
- 各種法要のサポート
など、1つの葬儀には沢山のスタッフが関わっています。
各場面にふさわしいマナーや対応など覚えることが多く、土日や深夜早朝でも働く必要があります。そして何より、日々人の死と向き合う仕事なのでそれなりの覚悟が必要です。
しかし、故人の最後にたずさわる重要な仕事はやりがい十分です。ご遺族から感謝されることも多く、誇りをもって働ける職種と言えるでしょう。
4.40代が未経験から転職する時の8つの極意
①転職活動は現職維持しながら進める
②ライフイベントへの影響を考える
③正社員にこだわらない
④ベンチャーも視野に入れる
⑤転職するリスクとメリットを天秤にかける
⑥ライフイベントへの影響を考える
⑦資格を取得も検討する
⑧”自分に合う”転職エージェントに登録する
それでは、詳しくみていきましょう。
(1)転職活動は現職維持しながら進める
転職は決して急いではいけません。「早く次の仕事に就きたい!」そんな思いが先行し、会社を勢いで辞めるのはNGです。
在職中の転職活動は気が引けますが、在職している事実が採用の可否に影響を与えることはありません。
- 収入が減ることなく転職活動ができる
- 在職中に資格取得に向けた勉強ができる
- 「現在の会社を辞めてでも御社に転職したい!」というアピールになる
など、在職中の転職活動は何かと有利に働きます。
転職活動で有給や半休を使うことも想定されますが、40代の転職は基本的に在職しながら行いましょう。
(2)求人条件の幅を広げる
自分が譲れない条件をしっかり持つことは重要ですが、欲張りすぎるといつまで経っても仕事が決まりません。
- 給料や年収
- 勤務時間
- 休日休暇
- 福利厚生
- 勤務体系
など、こだわりたい条件があるのは悪いことではありません。
しかし、全てを叶える転職は40代ではかなり難しいのが現状です。こだわりたい条件に”優先順位”をもうけ、マストな条件を絞りこみましょう。
「自分は○○な条件を求めています。」「その代わり自分には△△の実績や経験があります。」など、譲れない条件を提示しつつ、自分の価値をアピールするのが得策です!
(引用:PRIME|女性が40代から一生出来る仕事13選!資格取得や生き方の再検討で幸せな未来を手に入れよう)
(3)正社員にこだわらない
40代の場合正社員にこだわり過ぎるのは危険です。
正社員は安定という意味では非常に魅力的ですが、正社員にこだわり過ぎて次の仕事が決まらない人が多くいます。
派遣社員・契約社員・パートアルバイト・フリーランスなどを毛嫌いせず、正社員以外のメリットにも目を向けてみることが大事でしょう。
- 正社員以外で働くメリット
- 派遣社員:勤務時間や残業の有無を契約前に選べる!有給も取得しやすい。
- 契約社員:社会保険は正社員と同じだが残業なし!
- パートアルバイト:完全に自分都合で勤務時間を選べる
- フリーランス:在宅ワークができる職種が多い!自分の裁量で仕事を受注できる。
特に40代女性の場合、しばらくは子育て&家庭メインで仕事を探したい!という人も多いはず。このような人は、正社員になるより派遣社員や契約社員など柔軟な働き方の方が向いていることもあるのです。
また、派遣の働き方で「紹介予定派遣」はご存知でしょうか?
「紹介予定派遣」とは、派遣先企業に職業紹介することを前提とした労働者派遣のことで、概ね2~6ヶ月以内に直接雇用(主に正社員)に切り替わります。こちらは、双方が承諾した場合になりますが、入社してみて続けたいと思ったらそのまま正社員になれるのがメリット。 入口は派遣ですが、正社員登用の道が用意されていることを覚えておきましょう!
パソナは、女性の転職に特化した大手転職サービス。「紹介予定派遣」の案件も多くありますので、ぜひ登録して求人案件をチェックしてみてください。
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リモートワークや女性の転職にも強い!
(引用:PRIME|女性が40代から一生出来る仕事13選!資格取得や生き方の再検討で幸せな未来を手に入れよう)
(4)ベンチャーも視野に入れる
今の40代は、学生リクルーター時代の感覚から「ベンチャー=あぶない、あやしい」「若い人に交じって働くのは無理」と感じる人も多いはず。しかし、ベンチャーやスタートアップ市場は急速に変化しており、むしろ経験者が今すぐ必要な場合も多く、年齢に関わらず業務経験がある人材が重宝されることも多いです。
何より、リモートワークやフレックス対応など働きやすい制度が整っている企業も多く、一見の価値あり!自分が古い価値観や思い込みに囚われていることに気付けるかもしれません。
(5)転職するリスクとメリットを天秤にかける
40代が転職に挑戦する時には、【転職するリスク&メリット】を天秤に掛けることも大事です。
例えば、アラフォー・アラフィフの転職は前職より収入が下がることが珍しくありません。特に、未経験職種に飛び込んだ人はなおさらです。
加えて、新たな環境に馴染めるか?も懸念事項。40代と言えば、家族を支えるために安定収入が得たい時期です。そんな時に、不安を抱えながら未経験の仕事を続けていけるのか?よく考えなくてはいけません。
ちなみに、先にご紹介したAさんの場合、コロナ禍で倒産しそうな会社にしがみ付く方が”リスク”と考え、収入は下がったものの未経験の介護職に飛び込みました。
40代の転職は、Aさんのようにリスクとメリットを考えるのはもちろん、いざという時は思い切りを持つことも大切でしょう。
(6)ライフイベントの影響を考える
40代の転職は、自分一人の問題ではありません。家族がいれば、子供の受験やパートナー(妻)の就労状況なども考慮して転職を考えるべきです。家計が落ち着かない中では、受験の選択肢も変わってきますし、共働き夫婦は生活スタイルが変わることでどちらか一方に大きな負担がかかってしまう可能性も出てきます。
独身の方でも、40代ともなれば両親が高齢化したり、実家の問題も出てくる頃でしょう。極端に尻込みする必要はありませんが、きちんと加味してから転職を考えた方が安心です。
(7)資格を取得も検討する
ここまで読んで頂いた方はお気付きかもしれませんが、40代が一生出来る仕事に出会うには”資格取得”が近道です。
決して売り手市場ではないアラフォーの転職を成し遂げるには、アピールポイントが必要。資格は、その最たるものと言っても過言ではありません。
- 採用選考が有利になる
- キャリアアップできるチャンスがある
- スキルの”証明”になる
など、資格取得はいいこと尽くしと言えるでしょう。
ただし、闇雲に資格を取得するのはおすすめできません。単に取得しただけでは就職し直結しない資格もありますし、なによりその資格が自分に合っているか?じっくり検討する必要があるからです。
(引用:PRIME|女性が40代から一生出来る仕事13選!資格取得や生き方の再検討で幸せな未来を手に入れよう)
(8)”自分に合う”転職エージェントに登録する
転職を考えた時、ほとんどの人が登録するのが転職エージェントですよね。
ですが、”自分合う”転職エージェントを見極めている人は、そんなに多くありません。
「とりあえず大手に登録しとけばいっか。」この程度の考えで転職エージェントを選んでいる人も多いんです。
どんな職種に転職したいか?どんな働き方がしたいか?など、相性の良い転職エージェントを選ぶことで、内定率が高まります。
次では、あなたの要望にフィットする個性豊かな転職エージェントを多数あつめました!
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- 時短正社員に転職したい