「Twitterを中心に、なぜNHKはこの問題をしっかりと報じないのかバッシングが起きている。中には、便乗して受信料を支払わないと宣言するようなつぶやきもあります。この性加害問題の報道を続けてきた『週刊文春』を始め、一部週刊誌やネットメディアがNHKの姿勢を批判している。NHKも“知らん顔”はできない状況に追い込まれています」(スポーツ紙記者)

 BBCも声明文で、日本のエンターテイメント業界において大きな問題があると指摘。2000年頃に週刊文春が今回の性加害を報じ、名誉毀損訴訟において裁判で東京高裁が「重要な部分において真実である」と認めていることも問題視されている。

 一方、テレビ関係者は、ため息交じりに今回の騒動を「早く終わってほしい」と話しているようだ。

「文春の訴訟のときも、各局が示し合わせて大きく裁判を報じないことで確認は取れている。今回、もしも性被害を報じたら、過去にスルーしたことも説明しなければいけないのは間違いない。そうなれば、ジャニーズとの癒着も再度問題視されますし、さらに大問題に発展する。BBCの報道から約1カ月が経ちましたが、正直、早く視聴者がこの話題を忘れてくれることを多くのテレビマンが祈っているところなんです」