なお北海道・北広島には、3月30日に日本ハムファイターズの新球場「エスコンフィールドHOKKAIDO)」と周辺エリア「HOKKAIDO BALLPARK F VILLAGE」がオープン予定だ。関西大学・宮本勝浩名誉教授らの試算によれば、日ハム新球場の経済効果は初年度で約1635億円、今後10年間で約6788億円が見込まれている。スポーツコンテンツによる道内経済の活性化という文脈からも、北海道民の野球に対する興味関心は最高潮といったところだ。
「同じスポーツの祭典である札幌五輪の誘致に関しては、東京五輪の醜聞の影響で道民の賛否が割れている状況。道内スポーツファンからすると野球の話題は手放しで喜べるイシューとなっており、その熱狂と冷ややかさのコントラストがとても印象的に感じます」(前出・地元紙記者)
ちなみ野球熱の高まりを受けて道民から次のような声も挙がっている。
「今回のWBC期間中は、試合時間になると放送されている番組のほとんどが野球中継になる。普段はグルメ番組やレジャー番組が多くて、さらに野球ばかりとなると、興味がない私は見る番組がいよいよなくなってしまいます」(女性・30代・主婦)
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