“ペンディング”された世界でも、常に3人で行動する矢島と吾妻、岬。生き延びるためならどんな手段もいとわない彼らの出現により、紗枝の身に危険が忍び寄る。6号車に乗り合わせた乗客の存在が明らかとなり、物語は新たな展開を迎える。

 第5話。自分たちの5号車と同時に未来に飛ばされた6号車の人々と遭遇した直哉、優斗、紗枝。IT企業の社長で6号車のリーダー的存在だという山本俊介(萩原)、工務店に勤める植村憲正(ウエンツ)らの案内で彼らの居住地を訪れると、そこにはなんと調理場やトイレに風呂、おまけに個室まで整えられた充実の暮らしがあった。元の世界に戻る方法を探すため、5号車の乗客たちとも協力し合いたいと提案する山本だが、山本らを簡単には信用できない直哉たち。しかし、山本の口からどうして未来の世界がこうなったのか、そして元の世界に戻る手掛かりとなる衝撃の事実が次々と告げられて…。そんな中、紗枝は優斗に好きな人がいると知ってしまい、直哉、優斗、紗枝の関係も動き始める。