今回のテーマは、日本がつなぐ“笑顔”。山下は、高知県と長野県での取り組みを取材する。地球温暖化による海水温の上昇や乱獲により、日本の漁獲量はピーク時の1984年と比較すると現在は3分の1程度に減少。そこで、「魚を守る漁」として注目されているのが、日本伝統の「一本釣り」だ。幼魚や別の魚種までとってしまう巻き網漁とは違い、大きな成魚のみをとるため、「持続可能な漁」として国際規格「MSC漁業認証」を取得している。プライベートで船舶免許を取得するなど釣り好きで、海を身近に生活してきた山下は、高知でカツオの一本釣りに挑戦。世界に誇る「サスティナブルな漁」を体験する。

 続いて、1000種類以上の海洋生物が生息する高知県・柏島へと向かい、海の環境問題と向き合う子どもたちの姿を紹介。海水温の上昇で、海藻が減少する「磯焼け」が進み、アオリイカがこの30年で激減している。柏島の海と生き物を守るため、地元の小学生が行っている取り組みとは?

 さらに、山下は、23年「人気の移住先ランキング1位」に選ばれた自然豊かな長野県・伊那市を訪問。人口約6万5000人のこの町は、日本で初めてドローン配送サービスを実用化した。車の免許を返納した高齢者など、多くの買い物難民の悩みを解決するサービスを山下がリポート。ドローン配送など最新モビリティー技術が、未来を明るくする可能性を伝える。