1位:『どうする家康』(NHK)第18回

 前回に引き続き最も視聴熱が高かったのは、5月14日に放送された嵐・松本潤主演のNHK大河ドラマ『どうする家康』第18回。フジテレビ系の人気ドラマシリーズ『コンフィデンスマンJP』などで知られる古沢良太氏が脚本を手掛け、江戸幕府を開いた戦国武将・徳川家康の生涯を描いている。

 この日は、前回のラストで家康の妻・瀬名(有村架純)に、家康が討たれたとの知らせが入ったものの、家臣である夏目広次(甲本雅裕)が家康の身代わりとなったことが判明。以前から家康は広次の名前を常に“吉信”などと間違えていたが、これはかつて彼の名前が夏目吉信であったことが起因していると明かされた。幼い頃の家康を織田方にさらわれるという失態を犯したことで切腹を申し出たものの、家康の父である松平広忠(飯田基祐)から改名を促され、広次と名乗ったという経緯があり、今度こそ家康を守ると身代わりを申し出た広次。名前を間違え続けるという伏線を回収した上で、家康を守って死んでいった彼について、Twitter上では「今週は夏目さんで号泣してしまった」「名前の呼び間違えの伏線回収すごいし、神回だった」と、絶賛の声が多く上がった。

2位:『だが、情熱はある』(日本テレビ系)第6話

 第2位は、5月14日に放送されたKing&Prince・高橋海人、SixTONES・森本慎太郎のダブル主演ドラマ『だが、情熱はある』第6話。お笑いコンビ・オードリーの若林正恭と南海キャンディーズ・山里亮太の実話に基いたストーリーを描き、“青春サバイバル”を謳う本作。

 今回は、“しずちゃん”こと山崎静代(富田望生)と南海キャンディーズを結成した山里(森本)だったが、ボケ役を譲りたくないために2人ともボケるネタを苦心して作成したものの、結果は撃沈。しかし、偶然飲食店で山崎と出くわした際に、山崎の行動にいちいち入れたツッコミが知人の丸山花鈴(渋谷凪咲)にウケたため、我を抑えて自分がツッコミに回るネタを書き成功する。一方、オードリーもオーディションに落ち続けていたものの、ついに人気番組『エンタの神様』(日本テレビ系)から合格の一報が入る……という内容だった。

 そしてTwitter上の視聴者が注目したのは、南海キャンディーズの漫才シーン。山里本人も放送終了後にTwitter上で「ってか、完璧なんだけど!この南海キャンディーズ!!!!」(原文ママ)と絶賛しており、一般ユーザーからも「この漫才、本物がやってるのかと思うレベル」「役者さんって本当にすごい!」と、クオリティの高さに驚く声が。世帯平均視聴率は3話以降3%台と振るわないものの、ネットでの評判は引き続き上々だ。