もっとも、世間の反応とは裏腹に、同局内では今回の『news zero』の件はさほど注目されてもいないという。

「ハッキリ言ってしまえば、“大事の前の小事”といった感じです。というのも、うちは今夏にジャニーズタレントとのコラボでおなじみの『24時間テレビ』を控えていますからね。ただでさえ、毎年のように『偽善の押し売り』だの『チャリティ番組なのに出演者にギャラが出るのはおかしい』だのと視聴者から厳しい声を受けているわけですが、今年は“ジャニーズ問題”で大揺れになるのは間違いない。やっとコロナ禍が沈静化の兆しを見せ始めたのに、もっと深刻な問題が浮上したということで局内は戦々恐々ムードですよ」(前出の情報番組スタッフ)

 今年のメインパーソナリティはなにわ男子が担当。「恒例の番組内スペシャルドラマにもなにわ男子のメンバーが出演すると聞く」(芸能記者)とのことだが、今年の番組テーマは「子ども、環境、SDGsなど、未来に向けて考えるべき社会問題」とのことで、まず先にジャニー氏の性加害問題を考えるべきとの声も出ており、ますます『24時間テレビ』の是非が問われている。せっかくの大役を掴んだなにわ男子だが、貧乏クジを引かされた格好となるかもしれない。