失語症との診断を受け、数十年にわたるキャリアから退くことを発表した、人気俳優のブルース・ウィリス(67)。ある関係者が米メディアに語ったところによれば、しばらく前から健康状態が悪化していたという。

ブルースの妻エマ・ヘミング、前妻のデミ・ムーア、そして彼女らの5人の子供たち(ルーマー、スカウト、タルーラ、マーベル、エブリン)は3月30日、インスタグラムを通じて、ブルースが失語症であること、それが原因で俳優業を引退することを発表した。

「ブルースのすばらしいサポーターたちへ。家族として、私たちの愛するブルースは、いくつかの健康問題を抱えており、最近は、彼の認知能力に影響を与える失語症だと診断されたことをここに共有します。(中略)私たち家族にとって、とても困難な時期であり、あなたの継続的な愛、思いやりとサポートにとても感謝しています」(インスタグラムより)

メイヨークリニックによると、失語症は、コミュニケーション能力を奪う病気で、話す、書く、言葉を理解するという能力に影響を与えるそう。一般的には、脳卒中や頭部外傷の後に発症すると言われている。

2人の関係者が米ETに語ったところによると、ブルースの健康状態はしばらく前から悪化していたと言い、映画の撮影中はセリフを言うのに助けが必要なほどだったそうだ。

「彼の最後のいくつかの映画では、イヤホンを着けて、誰かが彼のセリフを読まなければならなかった。なぜなら、彼はセリフを覚えることができない状況にまで達していたのです」