「山川は『(性的な行為は)無理矢理でない』『親しい関係だった』などと話しているが、A子さんは『4回程度飲み会で同席しただけ』『何度も断ったが無理矢理押し倒された』と主張している」(捜査関係者)

 これを読む限り、合意があったかどうかはわからないが、山川が彼女の意思を無視して、無理やり連れ込んだとは思えないような気もするが。 

 西武ライオンズ側もこの訴訟の件は知っていた。

「本人から女性とトラブルになっていることは報告を受けておりますが、弁護士に相談して対応しており、犯罪には該当しないと聞いております。捜査状況について詳細な把握もできていないため、推移を見守りたいと考えています」

 文春の直撃に山川は「絶対に無理やりではない」と、約20分間にわたり主張している。

――警察から聴取を受けていると聞いています。そのことについてお話をうかがいたい。警察からの聴取を受けたのは事実ですか。

山川 事実です。

マンションの入り口だったせいか、「場所を変えてもいいですか」と山川は記者を人目に付きにくい場所へと誘った。

――事件の日、お二人で焼き肉を食べ、現場となったホテルにいった経緯を教えてください。

山川 まず事件というか、そういうふうになっているのは認めますが、詳しい経緯っていうのは僕いま2人弁護士つけていますんで、その方(A子さん)の弁護士と話をしているので僕の方から言えることは今のところないんです。お互いの弁護士が話をしていますので、そこからちゃんとした話になるんで、今のところは。

 山川は時折笑みを浮かべながら、余裕のある態度だったようだ。

 だが、人懐こいアイドル的な存在だっただけに、この訴訟で山川のイメージダウンは避けられないだろう。(文中一部敬称略)