安達は「久しぶりに時代劇に出演できることがうれしく、さらにそれが『大奥』であることがとてもうれしいです。松平定信の心情をどのように細やかに描いていけるのか、自分自身も楽しみながら演じたいと思っています。そして皆さまに喜んでいただければ幸せです」と出演を喜び、期待を持って撮影に臨む。

 岡本が担うのは、廻船問屋の次男・伊兵衛。大奥に入ってからは呉服の間で御針子となる。オランダ人と丸山遊女の間に生まれ、長崎で育った青沼(村雨辰剛)の教える蘭学の教室へ顔を出すようになり、少々向こう見ずだが人懐っこく、やがて青沼の補佐をする黒木(玉置玲央)や青沼とも打ち解け、共に赤面疱瘡の研究に取り組んでいくキャラクターだ。

 岡本は「時代劇に初出演となりますが、『大奥』という皆さまに愛されている作品に出演させていただけることとなり、身が引き締まる思いでいっぱいです。この機会を与えてくださったことに感謝いたします。『大奥』の世界の中で、一生懸命『伊兵衛』として生き、彼の持っている人間らしさや勇気を表現し、皆さまに何かを感じ取っていただけるよう、精いっぱい務め上げたいと思います。どうぞ楽しみにしていてくださいませ」と意欲を燃やしている。