その中でも一押しの絶景映像、神秘的な映像をふんだんに紹介。氷の断崖絶壁、そして南極海に広がるカーテン状のオーロラ。厳しい環境の中で生き抜こうとするペンギンの親と子…ヒナから大人へと無事に育ったペンギンたちが独り立ちするまでを描写する。さらには、テレビ局では初めて昭和基地沖の海底に水中ドローンを投入。南極固有種のメガネカモグチウオが優雅に泳ぐ姿を撮影することに成功した。この映像は学術的にも活用される予定だ。

 ドキュメンタリー番組でガラパゴス諸島を訪れ、地球環境問題に関心を持つようになったという竹野内は、「第64次南極地域観測隊の皆さま方のご活躍に頭が下がる思いでいっぱいでした。そして、なかなか見られない大変貴重な記録の詰まった数々の映像を世に伝えるため、私もナレーションという形で参加できたことは大変光栄なことです。素晴らしい映像の中から、南極観測に携わるすべての方々と、ドキュメンタリーを制作したスタッフたちの並々ならぬ思いが伝わって来て、身の引き締まる思いでした」と感動を伝える。