1月27日に382スクリーンで華々しく公開され、オープニング3日間の成績は興行収入4.9億円、37万人動員を突破。配給の東映は最終興行収入40億円を狙えると鼻息が荒かったのだが……。
「木村は各局の人気番組に出ずっぱりとなるなど宣伝にも大いに力を入れ、国内映画の興行収入ランキングでは初登場1位となったものの、2週目は2位、3週目は3位、4週目は6位、5週目は8位と下がっていき、6週目にはトップ10から姿を消してしまった。公開25日で累計興行収入20億円、150万人動員を突破したことが発表されて以降は成績に関する公式発表が途絶えたが、最終的には24億円強どまりと推定され、25億にも達しなかったとみられる。一般的にはじゅうぶん“大ヒット”といえる数字だが、映画館の取り分などを考えると、製作費20億円を回収するためには興収30億でも黒字に乗るか厳しいのではとも指摘されていた」(映画業界関係者)
大赤字が濃厚となった『レジェンド&バタフライ』は、前後に公開された後輩の主演映画との“成績差”も話題になった。
「嵐・二宮和也主演の『ラーゲリより愛を込めて』(12月9日公開)は2月下旬の時点で興行収入24億円超えと報じられていましたが、ロングラン上映となったこともあり、26億円前後まで数字を伸ばしたとみられています。また、Snow Man・目黒蓮主演の『わたしの幸せな結婚』(3月17日公開)はオープニング3日間で興行収入6.5億円、47万人動員と初動から“レジェバタ超え”でしたが、4月中旬の時点で興行収入21億円突破。こちらも公開8週目で興行収入ランキングのトップ10に食い込む(5月8日発表)など勢いがあり、現在は26億円を突破したと考えられます。どちらも製作費は『レジェバタ』の1/4以下程度とみられており、木村は後輩に“完敗”といえそうですね」(映画誌記者)