3.ママの疲れが子どもに及ぼす影響
(1)親の顔色を見る子になる
- 子どもにイライラをぶつけるような叱り方をしてしまう
- 機嫌が良い時と悪い時で子どもに対する接し方が全く違う
- 子どもを叩いたことがある
- 子どもを自分の所有物のように思っている
- 「もう知らない!」「あなたなんか嫌い!」など、子どもを突き放す言動をしてしまう
子どもに対しこのような行動をとっていると、「親の顔色を見る子」になってしまいます。
親の顔色を見る子は言うことをよく聞くので、「賢く」みえます。しかし、心の内側では親からの愛を強烈に求め、日々不安を感じているケースも多いのです。「僕は、私は、愛されているの?」、「ママの言うことを聞かないと、見捨てられる。」そんな意識を子どもに植え付けてしまうのは、とても悲しいことですね。
高圧的で押さえつけるような叱り方はや条件付きの愛はやめにして、ありのままの姿を受け止めましょう。
(2)子どもの自尊心が下がる
- 子どもがやすことなすこと全てを否定する
- 常に子どもの希望より親の決断を優先させる
- 我が子と他の子を比べて優劣をつける
- 親が「私はダメな人間だから…。」など、常に自信がない言動を繰り返している
このようなママの対応は、子どもの自尊心を傷つけます。
子育てに疲れ果てている時には、自制心が保てず子どもが傷つく言葉を言ったりしがちです。もしそんな態度をしてしまった時には、子どもに対し素直に謝りましょう。
また、「親の自信のなさ」が子どもに伝染するのは意外な盲点!後ろ向きな発言を頻繁にしていると、子どもまでも「自分はダメなんだ。」と思い込んでしまいます。育児に疲れ果て子育てに自信がもてない時でも、それを口や態度に出すのは控えましょう。
(3)やがて親と同じ行動をとるようになる
さて、上記のような態度を繰り返していると、やがて子どもが親になった時に全く同じような行動をとるようになります。
「自分が子どもの時親にされて嫌だったことを、なぜか子どもにしてしまう…。」そんな経験がある人も多いでしょう。
子は親の鏡。【ママの疲れが子どもに悪影響を及ぼすこある】ということをしっかり認識し、「自分のケア」もしっかりしていきたいものですね。
次では、「子育て疲れを軽減する方法」を8つご紹介していきます。是非、自分のため、そして家族のためにも是非試してみて下さいね!
4.子育て疲れを軽減する8つのコツ
(1)とにかく休息をとる
睡眠不足や体力の回復なしのままハードな子育てを続けては、自分自身はもちろん子供にも危険が及ぶかもしれません。自分自身を再充電してリフレッシュする時間を取ることが重要です。パートナー、家族、または友人に数時間手伝ってもらうか、 1日休んでもらいまずはしっかり休息をとりましょう。必要なときに休憩を取ってもかまわないのです!
(2)子育てサポートや専門家の助けを求める
他の保護者と話したり、子育てサークルや自治体のサポートグループに参加したりすることで、孤独感を和らげ、実践的なアドバイスや感情的なサポートを得ることができます。特に地域のママが集まるような場所は、勇気を出して参加してみれば、想像以上に心が軽くなったりするのでおすすめです。
さらにサポートが必要な場合は、専門家の助けを求めることを検討してください。これには、子育てや家族の問題を専門とするセラピストやカウンセラーと話すことも含まれます。
(3)セルフケアを実践する
自分自身をケアすることは、身体的および感情的な健康を維持するために重要です。これには、健康的な食事、定期的な運動、十分な睡眠、趣味や自分が楽しいと感じられるような自分を幸せにする活動も含まれます。
(4)境界を設定する
少し成長してきたら取り入れられる方法が、子供と境界を設定する
こと。
料理中キッチンには入らせない、ママがテレビを見ている時は子供も1人で遊んでいてもらうなど、少しづつ「それぞれが過ごすスペース」を作って見ましょう。何も四六時中、子どもが優先である必要はないのです。
ママにもママだけの空間や時間が必要という雰囲気を子どもも理解できるようにするのは意外と大切です。ママのニーズも子どもに伝えていけば、そのうちママのルーチンも確立することができます。
(5)自分で自分を褒める
「子育てをするのは当たり前」そんなイメージがはびこっているため、ママは評価されることが極端に少ないですよね。それなのに、育児は「自分の努力」ではどうにもならないことばかり。頑張る気力を失ってしまいますよね…。
それならば、自分で自分を褒めてあげましょう!
- 子どもが寝てからちょっと高級なお菓子を食べる
- 夕食をお惣菜にして自分はワインを飲む
- たまには自分の欲しい物を買う
- 子どもを預けてランチを楽しむ
などちょっとしたご褒美を自分にあげるだけで、子育てのやる気もアップ!にもちょっぴり優しくなれますよ♪
(6)お昼寝時間に家事をやらない
やっと寝てくれたお昼寝時間、ついその間に家事を済ませてしまおうとしていませんか?子どもが寝たら、ママもリラックスタイムにしましょう。子どもが小さいうちは、毎日家が綺麗である必要はないと割り切り、漫画を読んだり映画を見たり、一緒にお昼寝をするママも多いですよね。
お昼寝=ママの至福の時間にすれば、一日の途中に一息つくことができます。
(7)定期的に一人の時間を確保する
「子どもを誰かに預けて一人の時間を楽しむなんて、私にはできない…。」そんな風に思うあなたは、きっと真面目で母性が強い女性でしょう。
でも、そのせいで自分が苦しくなっていませんか?子どもに、良くない影響を及ぼしていませんか?「子どものために!」と頑張りすぎるのは、時として子どもの負担になることがあります。
- たまには子どもを預けてゆっくりウィンドウショッピングを楽しむ
- 夫に子どもをみてもらいマッサージに行く
など、 一人の時間を少しでもとることで、育児に対するヤル気が復活!生活の質も向上します。
でも、「夫が育児に対して協力的ではなく、全くあてにならない…。」そんな人もいるでしょう。そのようなママに是非おすすめしたのが、次でご紹介する「パパ褒めまくり作戦」です!
★夫の協力がすぐ得られる!?「パパ褒めまくり作戦」
パパの子育て力を各段に向上させる!?「パパ褒めまくり作戦」を実行してみましょう。
- パパ褒めまくり作戦の手順
- ①ものすごく簡単な育児(ウエットティッシュを取ってくれない?など)をお願いする。
②素直にしてくれたら大げさなくらい褒める!(やっぱり「パパがいると助かる!」など。)
③これを繰り返し徐々に育児の要求度を上げていく!
とても簡単な3ステップで、パパの子育て力がアップします。
ただし、この方法は「褒めるのが少々面倒くさい…。」という欠点があります。でも、ちょっと我慢して続けてみて下さい。最初は演技で褒めていたのに、手伝ってくれるようになると心の底から感謝できる日がきます!(私自身、この方法で夫を育てました!)
男性も、いきなり「父親」になれるわけではありません。パパ自身、最初は褒められたことが嬉しくて手伝っていたとしても、続けるうちに「子育ての尊さ」に気付く日が来ます。
(8)働き方や生き方を見直す
さて、ワーママの中には「子育て」と「仕事」の両立に、頭を悩ませている人もいるでしょう。一所懸命頑張るのは素晴らしいことですが、限界を感じる時には「働き方」を変えるのも一つの方法です。
ママになったら、常に転職市場をリサーチしておくことはマスト!将来のためにもなるし、新しい未来を想像することは明日への活力にもなりますよ。
正社員に限らず、現在ワーママの働き方は沢山あります。子どもの成長や家庭の状況に合わせ、働き方を臨機応変に変えるのは珍しいことではないのです。
PRIME編集部がおすすめする転職サービスは、「ポジウィルキャリア」と「リアルミーキャリア」です。
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子育て疲れはためずに解消しよう!
子育て疲れが誰もが経験するものですが、放置しておくのはよくありません。ママの心のストレスは子どもによくない影響を与えることがあるため、「疲れはためずに解消する!」このことを心掛けましょう。
子育ては、あなた一人で頑張るものではありません。「パパ褒めまくり作戦」などを実践し、夫の協力をあおぐこともお忘れなく!
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