『王様に捧ぐ薬指』も好調ではあるのだが、TVer総合ランキングでのトップ3滞在期間が前週より短くなり、トップ10から落ちる瞬間も出てくるようになった(それでも最低12位だが)。首位の『あなして』との差は先週は26ポイントだったのに対し、今週は51ポイント差にまで膨らんでおり、『あなして』から首位を奪い取る可能性はグンと減った印象だ。それでも3位以下に50ポイント以上の差があることから、よほどのことがないかぎり今後も2位の座は安泰だろう。
そして3位争いは、これまで木村拓哉の月9『風間公親-教場0-』、波瑠×高杉真宙の水10『わたしのお嫁くん』のフジドラマによる争いだったが、そこに福山雅治×大泉洋のTBS日曜劇場『ラストマンー全盲の捜査官ー』が加わることに。視聴率では『ラストマン』の圧勝だが、本TVer人気ランキングではわずか7ポイント差で『教場0』が上回り、3位争いを制した。とはいえ、今週の日曜は『ラストマン』の真裏で『まつもtoなかい』(フジテレビ系)の初回放送があった。中居正広と香取慎吾の7年ぶりの共演ということで大反響を呼んだ同番組は放送当日と翌日の2日間で見逃し配信(TVer+FOD)が120万回突破となるなど勢いがあり、今週はTVer総合ランキングで『まつもtoなかい』に阻まれ『ラストマン』が首位を獲れない自体が発生した。さすがに次回の『まつもtoなかい』はそこまでの大反響を得られるとは思えないため、次週は『ラストマン』が『教場0』を上回る可能性も高そうだ。また、オリコンによる「ドラマ満足度ランキング」でも、『ラストマン』初回は93ptで首位となり、2位の『教場0』79pt(第3話)に大差を付けている。
なお、『私のお嫁くん』はTVer総合ランキングでトップ3滞在期間が前週よりも伸びたものの、逆にトップ10滞在期間が短くなっており、最低順位も下がっているなど落ち込みが目立ち始めている。このままだと『教場0』と『ラストマン』の3位争いからは徐々に離れていくことになりそうだ。