貯金のコツ3 「先取り」で貯まる仕組みを作る
「余ったお金を貯金する」ではなく、お給料が入った瞬間に「先に貯金に回す分を取り分けておく」ほうが貯まりやすくなります。貯金分は「最初からなかったもの」と考えて、残りの金額だけで生活できるようにするのです。
この時、せっかく貯金に回した分を引き出して使ってしまわないように、貯金専用の口座を作っておくのがおすすめです。できれば日常的に利用しているメインバンク以外のネットバンクや地方銀行などで口座をつくっておくと、引き出すのがちょっと不便に感じたり手数料がもったいないと感じたりして、出金を思いとどまれるでしょう(しかも、地方銀行やネットバンクは金利が比較的高めなのでお得です)。
勤務先に給与天引きで財形貯蓄ができる制度がある人はぜひ利用しましょう。強制的に「なかったもの」にされますし、かなり「引き出しにくい」ため、貯金には最高の条件です。
貯金のコツ4 お金に興味を持って詳しくなる
世の中には、お得な情報がたくさん転がっています。国や自治体が行っているものだと、寄付でもらえる返礼品が人気のふるさと納税、お金を増やすのに役立つiDeCoやNISA、何かあったときの社会保障制度。企業が行っているものでも、格安スマホや動画配信サービスなど、うまく使えば楽しみを我慢せずに節約を実践できる商品がたくさんあります。
ただ残念ながら、どれも自分で「知って、調べて、考えて、行動する」ことができないと、その恩恵にあずかることはできません。まずせめて「そういうものがある」ということだけでも知っておきましょう。いざとなれば簡単に情報は検索できます。
「お金の勉強なんて難しそう」と敬遠せず、気軽にお金や経済に関する新聞記事や本を読んで、お得情報を入手しましょう。
貯金のコツ5 収入を上げる努力をする
無駄な出費を抑え、きちんと節約ができるようになったら「もうこれ以上どこを削ればいいのか……」という状態になります。そこまでいけば、“さらに月1万円節約する”方法を探すよりも、“月1万円多く稼ぐ”ほうが簡単かもしれません。
会社によっては、特定の資格を取ることでそれくらいの手当が付くこともありますし、仕事で認められれば昇給のチャンスも広がります。それが難しいなら、副業にチャレンジしてみるのもアリでしょう。1万円なら1日だけの単発バイトでも稼げる金額ですし、自分の趣味やスキルを活かして第2の仕事を楽しんでいる人も多くいます。
まずはやれることから始めてみよう
1年で100万円貯めることは簡単ではないかもしれません。結果として100万円に満たなくても、紹介したコツを実践すれば、それなりの額の貯金はできるはずです。
貯金のやり方はたくさんあり、しっくりくるやり方も人それぞれです。多少の違いがあるでしょうが、ここに挙げた5つは王道といえる貯金術なので、ぜひまずは試してみてください。やってみるうちに自分に合ったやり方が見つかり、より貯めやすくなるはず。今できることから始めてみましょう。
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つみたてNISAは投資信託で資産運用をする制度であり、少額で投資を始めることができます。つみたてNISAには3つの大きな魅力があります。
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