ある日、真家が「新宿のホストクラブで、ホストをやりながら歌を歌うので来てください」と言うので見に行ったことがあるが、真家が歌っても、彼がジャニーズの元メンバーだったとは誰も気がついていないようだった。店が終わった後、取材しようとした筆者に、真家は「僕はまた芸能界に復帰するから、ジャニーさんとのことは言えません」と断ってきた。

 真家はその後、芸能界に復帰することなく、53歳の若さでこの世を去った。
 
「田原俊彦もジャニーさんに溺愛された一人で、昔、写真週刊誌『フォーカス』に流出した田原の全裸写真が掲載されたことがありましたが、そこにはジャニーさんが撮ったと思われる入浴中の写真もありました。ただ、ジャニーさんが溺愛していたにもかかわらず、事務所に内緒で結婚したことがジャニーさんの姉で“女帝”と呼ばれていたメリー喜多川さんの逆鱗に触れ、事務所を退所し、しばらく芸能界から干されました」(音楽ライター)

 その後、ジャニー氏の寵愛の対象は「KinKi Kids」の堂本剛、堂本光一らに移っていったというが、この頃、「週刊文春」がジャニー氏の少年愛を告発する記事を連載。ジャニーズ事務所が名誉毀損で訴える裁判闘争に発展したことで、ジャニー氏の性加害は一時的に止んだという。

「『文春』に報じられたことで、メリーさんが“しばらくは、応募してくる子供たちの写真を見るだけで我慢しなさい”と叱責したという噂が流れたほど。裁判では、ジャニー氏の性的虐待(判決文では「セクハラ行為」)を事実認定した東京高裁判決が確定していますが、ジャニー氏はその後も懲りることなく、お気に入りのタレントへのスキンシップを再開させ、嫌々ながら性加害を受け入れたタレントもいたようです」(レコード会社元役員)