毎朝の朝食に加え、お菓子やパン作りに欠かせないのがバターです。いつも馴染みのあるバターを選んでしまいがちですが、最近は海外産のものまでたくさんの種類のバターが気軽に手に入るようになりました。そこで今回はバターのおすすめランキングTOP12をご紹介します。
バターの種類を知っておこう!
お菓子や料理に頻繁に出番のあるバターですが、最近はいろんな種類が発売されています。
そこでランキングに入る前に、まずバターの種類についてそれぞれ解説してみます。
①発酵バター
まず最近よく耳にするようになった発酵バター。
原料となる乳脂肪分を乳酸菌で発酵させたもので、淡い酸味が特徴のバターです。普通のバターに比べて風味が豊かなので、ヨーロッパでは古くから発酵バターが人気です。
日本ではまだ主流とは言えませんが、この先少しずつシェアを獲得していくことが予想されています。
②有塩(加塩)バター
そして、日本のスーパーで最も売り上げ面積の広い有塩(加塩)バター。
食塩を加えているため保存期間が長いことが特徴で、風味が良いので、パンなどに塗ってそのまま食べるときにはこのバターがおすすめです。
③食塩不使用(無塩)バター
そしてお菓子作りや料理に人気なのが無塩バターです。こちらは食塩が入っていないので料理の味を妨げることなく、バターの旨味と風味だけを活かすことができるのが特徴です。
④ホイップバター
気泡を含んだホイップ状のバターも売られています。こちらはパンなどに塗りやすく作られているので、食材に塗ってそのまま食べたいときに便利です。
⑤グラスフェッドバター
聞き慣れない方も多いかもしれませんが、最近発酵バターとともに人気なのがグラスフェッドバターです。
これは放し飼いによってストレスのない環境と、良質の草で育った牧草牛の乳を使用して作られたバターです。それだけに価格は一般的なバターの5、6倍もしますが、タンパク質や人間の身体では作りだせない不飽和脂肪酸がたっぷりと含まれているヘルシーバターと言われています。
健康志向の方は一度試してみてはいかがでしょうか?
バターの選び方
そんなたくさんの種類が売られているバターなので、どうやって選べばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?
そこでここではバターの選び方について、いくつか目安をご紹介します。
①製法から選ぶ
バターを選ぶ上でまず重要なのが、バターの製法です。発酵バターの製法は大きく二つに分かれます。
ひとつめは、生クリームに乳酸菌を添加して発酵させる方法。ヨーロッパで古くから行われている伝統的な製法です。
ふたつめは、バターに乳酸菌を加えて発酵させるという方法。大量生産に向いた製法なので、伝統的な製法に比べると価格も安価で手に入りやすいのが特徴です。
味は好みが分かれるので、どちらの製法が優れているということはありません。製法に注意しながらいろいろ食べ比べてみて、自分の好みにあった製法を見つけることができれば、料理によって使い分けることができます。
②食塩が入っているかどうかで選ぶ
パンやお菓子・料理に使うと、風味が豊かな仕上がりになるのが発酵バターです。バターを選ぶときにチェックしたいのが「加塩」か「食塩不使用」かの違いです。特にこだわりがなければ、仕上がり時に塩分を調整しやすい食塩不使用のバターがおすすめです。
そしてお酒のおつまみやパンに塗ってそのまま食べる場合は、食塩使用のものがおすすめ。中には塩にこだわった製品もあるのでパッケージをよーく見てみましょう。
③A.O.P.(原産地名称保護)認定製品で選ぶ
A.O.C.(原産地統制呼称)って聞いたことがあるでしょうか?これはフランスで使われている、原材料の産地と伝統製法について設けられた規定と審査を通った商品にのみ与えられる認証のことです。
製品の産地と品質が保証されている証なので、ヨーロッパの発酵バターを買うときには一つの参考になります。是非チェックしてみてください。