京都のほぼ中心にある京都御所・京都御苑や、京都の伝統工芸品を一堂に集めた京都伝統産業ミュージアム、需要文化財も多く所有する西本願寺など、京都にある入場無料のおすすめ観光スポットをご紹介します。
1.京都御所・京都御苑
京都のほぼ中心にある「京都御所」はかつて天皇が住まい、儀式・公務を執り行った場所。京都御所の周囲約4kmは「京都御苑」として整備されており、京都御所・京都御苑ともに無料で入場できます。
御所内の見どころは、最も格式が高いとされる紫宸殿をはじめ、清涼殿、小御所、御学問所、御常御殿など。平安時代以降の建築様式の移りかわりをつぶさに見ることができます。
また御苑は木々が生い茂り広大な砂利の道が整備された、京都のオアシス的存在。秋にはもみじやケヤキ、イチョウなど様々な木々が赤や黄色に染まり、多くの観光客が訪れます。そして春には、敷地内の近衛邸跡で、“糸桜”と呼ばれる糸のように枝垂れるしだれ桜約60本が一面を埋め尽くし、見事の一言!
2.京都伝統産業ミュージアム(旧京都伝統産業ふれあい館)
みやこめっせの地下1階にある、京都の伝統産業を紹介する無料のミュージアム。京都の伝統工芸品74品目を一堂に集め、その価値や魅力を体系的に紹介しています。伝統的工芸品を展示するだけでなく、製作工程をわかりやすく解説したパネルもあり、展示作品の中には購入できるものもあります。
また手描友禅染や珠数ブレスレット制作などが体験できる「伝統工芸品制作体験教室」を行っているほか、工芸品が購入できるミュージアムショップも備えています。
3.西本願寺
浄土真宗本願寺派の本山である「西本願寺」。国宝の本堂(阿弥陀堂)をはじめ、需要文化財も多く所有しており、見どころ豊富ながら無料で拝観が可能です。
本堂と同じく国宝に指定されている「御影堂」は、一度に1,200人が参拝できる広さのお堂で、木造建築としては世界最大級の大きさを誇ります。また「日暮し門」の異名を持つ、豪華な彫刻が施された唐門も国宝に指定されており、日が暮れるのも忘れて見とれてしまうほどの美しさから「日暮し門」と呼ばれるようになったと言われています。