では、各紙のジャニーズ担当記者はどのような恩恵を受けているのだろうか。
「枚数は決まっているが、ファンクラブの会員たちが大枚をはたいても取れない各グループのチケットを優先的に手配してもらえる。誕生日には自宅に高価な贈り物が届くのが歴代の担当の申し送り。スポーツ紙だけの囲み取材が行われることもしょっちゅう。昔は担当は男性記者が大半だったが、最近では女性記者も少なくないとか。ジャニオタの女性記者にとっては毎回の現場が“天国”だろう。担当記者は、取材を通して親近感が芽生えたメンバーの名前をいつの間にか下の名前で呼ぶようにもなる。
出張の際は新幹線はグリーン車、飛行機はビジネスクラスが当たり前だとか。昔、自分が担当記者の代わりに取材に行かされた時は、いきなりジャニーさんとの食事会で、初対面にもかかわらずジャニーさんから『さあさあ、召し上がって』と声をかけられ、高級なすしを食べた。あんなことを繰り返していたらジャニーズに批判的な記事を書けなくなるのも当たり前だろう」(元スポーツ紙記者)
この先、藤島ジュリー景子社長がこの件について公式声明を発表したりしない限り、各スポーツ紙が報じることはなさそうだ。