また小林毅専務は「この件に限らず、どういうニュースをどう扱うかはそれぞれの事案ごとに判断している」と説明。元ジャニーズJr.による告発会見を受け、ジャニーズ事務所は関係各所に「問題がないとは思っていない」などとして相談窓口を設けるなどの対応を講じていると説明する文書を送ったことが報じられたが、フジテレビはこのジャニーズ側の対応については23日の地上波のニュースで報じたとしている。
「4月に入って各局では定例会見が行われており、ジャニーズ問題についての質問が飛んでいるが、それを記事にしているのは、元ジャニーズJr.の告発会見をすぐに取り上げた共同通信だけ。週刊誌はウェブ版の記事で性加害問題に関する記事をそれぞれ掲載しているが、その一方で、各スポーツ紙はまるで性加害疑惑などなかったかのようにスルーし続けている。退所や熱愛の噂などは取り上げるのにそこは避けるというのは外野から見ればおかしな話だろうが、スポーツ紙は長年ジャニーズと癒着しているので書けるはずがない。“ジャニーズ事務所が対応に動いた”とする内部文書については民放ですら一斉に報じたが、各スポーツ紙はこれも完全に黙殺している」(週刊誌記者)
所属タレントの結婚、グループの脱退、退所などについては長年、ジャニーズ事務所の発表を各スポーツ紙が一線の横並びで報じるのが慣例となっている。
「スポーツ紙の記者から話を聞いている限りでは、ガチンコでジャニーズ事務所の担当記者が取材に奔走したのは、『日刊スポーツ』と『スポーツニッポン』が2016年1月にスクープしたことが発端となったSMAPの分裂・解散騒動ぐらいだった」(同)
【こちらの記事も読まれています】