生理中にオススメのヨガポーズ
ここからは、生理中にオススメしたいヨガポーズをご紹介していきます。
キャット&カウ
背中全体の柔軟性を高めるキャット&カウは、呼吸と連動して行うため、ヨガ初心者でも呼吸を深めやすいポーズです。
深い呼吸を行うことで自律神経を整え、生理中のイライラを緩和していきます。
背中の疲れ、腰痛、肩・首のコリの解消にも役立ちます。
- キャット&カウのやり方
- 四つん這いになる。手は肩幅に、足は腰幅に広げる。
- ポイント
- 肩の真下に手首、腰の真下にヒザがくるようにしましょう。
- お腹に軽く力をいれて背中を平らにする。
- 息を吸いながら背中を反らせ、お尻を突き出す。
- ポイント
- 目線を上げて、首を長く伸ばすイメージでやりましょう。
- 息を吐きながら背中を丸め、目線をお腹に向ける。胸を内側にいれ、肩甲骨を離す。
- 呼吸を大事にしながら、4~5の動きを5~10回繰り返す。
- 四つん這いになる。手は肩幅に、足は腰幅に広げる。
チャイルドポーズ
休憩やリラックスの要素のあるヨガポーズです。
自分の呼吸の音を聞くうちに、自然とカラダの力が抜けていきます。
リラックスして神経を落ち着けてあげることで、生理痛の緩和にもなります。
キャット&カウを行ったあとにそのまま行えるので、ぜひフローヨガ(流れるようにヨガポーズを行う)として取り入れてみてください。
- チャイルドポーズ
- 四つん這いになる。
- ヒザを肩幅より少し広く開き、両足の足先同士をつける。
- 息を吐きながら重心を後ろに下げ、お尻を足の上におろす。
- 両手は前に楽に伸ばすか、カラダ側に置く。
- 額を床につけ、全身の力を抜く。
- 5呼吸ほど呼吸を行う。
- 四つん這いになる。
ボルスターを使ったチャイルドポーズ
リラックスを目的としたリストラクティブヨガは、イライラが増える生理中に最適。
ボルスターという大きめのクッションを用いて行いますが、無い場合は抱き枕や畳んだ毛布を重ねても代用できます。
カラダが固く、チャイルドポーズがツラいという方にもオススメ。
ボルスターを抱きしめることで、癒し効果もあります。
うっかり寝落ちしてしまう生徒さんも多い、究極の癒しポーズです。
- ボルスターを使ったチャイルドポーズのやり方
- 両ヒザを開いて正座で座る。ボルスターをカラダの前に置く。
- 息を吐きながら上体を倒し、上半身をボルスターの上に預ける。顔は左右どちらかに向ける。
- ポイント
- 毛布やバスタオルを重ねて、自分が最も心地よいと思う高さに調整しましょう。
- 両手でボルスターを抱きしめる。
- 深い呼吸を続けながら、好きな時間だけリラックスして休む。
- 起き上がる時は手先を動かしてから、ゆっくりと起き上がる。
ボルスターを使った仰向けのがっせきのポーズ
もう一つ、ボルスターを使ったリストラクティブヨガのポーズをご紹介します。
胸を開くことで、呼吸が楽になるポーズです。
呼吸が深まると副交感神経が優位になり、生理中に感じやすいストレスを手放すことができます。
また、股関節を開くことで血行を促進していきます。
目をつむってリラックスして行っていきましょう。
- ボルスターを使った仰向けのがっせきのポーズ
- 足を伸ばして座り、お尻の後ろにボルスター(もしくは代用品)を置く。
- 両ヒザを左右に開いて足の裏を合わせる。ツラい場合は、ヒザの下にタオルを置き高さを出す。
- 手で床をつたいながら、ゆっくりと上体を後ろに倒していく。ボルスターの上にカラダを預ける。
- 両手は楽に広げ、胸を開く。肩の力を抜く。
- 目を閉じて深い呼吸を続ける。
- 起き上がる時は、横向きになってからゆっくりと起き上がる。
生理中こそヨガを取り入れよう
ヨガは、生理中でも行って問題ありません。
むしろ、生理痛の緩和やイライラの解消に役立つオススメのメソッドです。
ただし生理中は、とても疲れやすく敏感になっています。
ツラいな、大変だなと感じるヨガポーズは避けましょう。
自分の体調、ヨガのレベルに応じてヨガポーズを取りいれることで良い効果を得られます。
ヨガ初心者の方は、ぜひ今回ご紹介したリラックス効果の高いヨガポーズを取り入れて、生理中の生活を快適に過ごしてみてください。
なお、ヨガには生理痛の改善だけでなくいろいろな効果があります。
提供・yoganess
【こちらの記事も読まれています】
>ヨガをはじめる時、最初に行う「アパジャバ(呼吸の観察)」とは何か?
>疲れを感じている人に…肝臓に良いヨガポーズとは?おすすめポーズ3選
>ヨガを20年以上続けて感じる恩恵ベスト5|長く続けるメリットとは
>スキンケア、あなたに合ったお肌に良い食事とは?診断付きで詳しく解説
>タオルだけでできるおすすめストレッチ8選