伊藤が演じる主人公・吉野ひかりは、地元の信用組合で事務員として働いていたが、ペット関係の仕事をしたいと思い、退職。都心にあるペットサロンに就職したところ、あるきっかけで執行官・小原樹と出会い執行補助者となる。
その小原を演じるのが、今回テレビ朝日系ドラマ初出演となる織田。小原は裁判所書記官から転職して1年目の執行官で、仕事は有能で一見クールに見えるも、情が厚くロマンチストな一面も持ち合わせている。そのため、資産を差し押さえ、没収するという職務に対して、正義感と現実のはざまで悩むこともしばしば。また、イヌが大の苦手であり、イヌが大好きなひかりを“イヌ担当の執行補助者”として引きずり込むこととなる。
そして、中島は、小原たちが籍を置く執行官室の事務員・栗原祐介に扮(ふん)する。執行事件を執行官たちに分配するだけではなく、電話対応から経理事務まですべてをこなす頼れる働き者で、平均年齢の高い執行官のおじさまたちからも頼られている。本人もおじさまに囲まれてホッとしつつも、ひかりに対しては思いがけない感情を抱いていく。中島は持ち前の“セクシー”を封印。黒縁メガネにベストにアームカバーという、伝統の事務員スタイルで演技に臨む点も見どころとなっている。
伊藤は「このドラマの企画書をいただいた時に、私は初めて“執行官”という職業を知りました」と述べ、「きっとそういう“初めて”という方はたくさんいらっしゃるのではないかと思うので、そこに焦点を当ててドラマを作るというのはとても新しいですし、“執行官”がどういうお仕事なのかということを知りつつ、そこにまつわるドラマが展開していくのはとても面白いと思いました」と作品の魅力をアピール。