ゲストとみんなで行くフランスの入籍
ここからはフランスの市役所での入籍方法をご紹介します!
結婚を法的に有効なものとするためには日本と同じく、フランスも市区町村の役所に届出を出す必要がありますが、入籍のアプローチがびっくりするほど日本とは異なります!
結婚式の一大イベントとして位置しているのが「市役所での入籍」です。通常は新郎新婦、家族と、結婚式に参列するゲスト全員で市役所の入籍に出席します!わたし自身初めて市役所での結婚式について聞いた際は、よく意味がわからずあまりピンときませんでしたが、このイベントが数日かけて行う結婚式の中で最も重要です。少し詳しく解説しますね。
フランスのどこの街の市役所にもあるのが入籍専用の部屋、Salle de Mariage(サル ドゥ マリアージュ)です。一般的にフランスは、市役所の建物そのものが小さなお城のようで厳かな雰囲気のものが多く、そこの一室である入籍専用の部屋Salle de Mariage(サル ドゥ マリアージュ)は少し豪華に大きめに造られています。
ここに新郎新婦や家族、友人が集まり、入籍を許可するAdjoint au maire(アジョワン オウ メール)という方が加わり、入籍をとりまとめます。
新郎新婦や家族、保証人が全員の前でスピーチをして、入籍を許可するAdjoint au maire(アジョワン オウ メール)が出席者全員の承諾を得ます。その後、正式な書類に直筆でサインをして晴れて夫婦になれます!この一連の作業を全てSalle de Mariage(サル ドゥ マリアージュ)で列席者が見ているもとで行います。
入籍が終わったあとはゲストが先に外へ出て、新郎新婦をお迎え。紙吹雪やシャボン玉で新郎新婦をお祝いします。このときは通行人の方々からもたくさんの祝福の言葉をかけてもらえる幸せ時間です♡
花嫁ドレスのこだわり
ドレスを数着用意するフランスの花嫁さんですが、必ず用意するのがカジュアルドレス。「自分で自由に動けるデザイン」であることがおしゃれなフランスの花嫁さんのトレンドです♡日本でも二次会でカジュアルなドレスを着る花嫁さんは多いですよね!フランスの花嫁さんは動きやすいカジュアルドレスを選ぶことに労力を惜しみません。結婚式のスケジュール的にもカジュアルなドレスを着ている時間の方が長い場合が多いので、お気に入りの1着を見つけるために奔走しています。
そんなフランスでいま人気なのがミニ丈とミモレ丈のドレス。足元が動くスタイルがすごく好評です。もともと日本と比べて、カジュアルな衣装を好むフランス人は多いのですが、歩けるドレス、踊れるドレス、軽やかに見えるドレスとして人気を集めています。動けるドレスを着ているだけでおしゃれ度上がるので、ぜひ日本でも二次会やお色直しとして短い丈のカジュアルドレスを着てみてください!
カジュアルドレスを販売しているショップ
- La Musée (ラ ミュゼ)
住所:77 rue des archives Hall C (au fond à droite) 75003 Paris
営業時間:平日 9:00〜21:00、土日 9:00〜18:00
新郎衣装のこだわり
わたしがフランスの結婚式でとくに印象に残っているものの一つが「新郎のスタイル」。どの結婚式を見ても新郎新婦それぞれ個性や遊び心を感じる衣装を着る人が多いですが、とくに日本と違うのが新郎だと思っています。フランスでは新郎も好きなものを選んで好きなように着ています。スーツのジャケットがチェック柄だったり、ダークカラーではなくピンクだったり、洋服の延長線上にあるものを着ている人がほとんどです。
なかなか日本でいきなりピンクのスーツを着ることには勇気がいるかもしれませんが、簡単で真似しやすいのが蝶ネクタイ。蝶ネクタイをカラフルにしたり、柄物にするだけでもスタイリッシュな印象になります。派手なスーツを着ることに抵抗がある場合でも蝶ネクタイならすぐに取り入れらます!新郎の顔まわりが明るくなるだけで、緊張している様子も目立たなく、垢抜けて見えます♡花嫁衣装はもちろん、新郎の衣装にもこだわると一気におしゃれカップルになれます♡
蝶ネクタイを販売しているショップ
- Le Colonel (ル コロネル)
住所:47 rue de Turenne 75003 Paris
営業時間:火曜日〜金曜日 10:30〜14:30,15:00〜19:00 土曜日 10:30〜19:00
簡単に取り入れられる演出①
【ブーケトスではなくブーケプルズをゲストと楽しむ】
演出に悩むプレ花嫁さんも多いでのはないでしょうか?そんな花嫁さんに結婚式の定番、ブーケトスをアレンジした「ブーケプルズ」をご紹介します。細かいやり方は色々ありますが、定番のやり方はとっても簡単♡
①長いリボンをブーケプルズに参加したい人数分用意。
②花嫁さんは、ブーケと人数分のリボンを手に持ちます。
③ブーケプルズの参加者はリボンの端を持ち、花嫁さんを中心にクルクル回ります。
④花嫁さんは1本1本リボンを切り離していきます。
⑤最後までリボンを持っていた人がブーケをもらいます♡
すごく簡単に準備ができるかつ手順がシンプルなわりに、意外とみんなで大盛り上がりする演出です。すぐにブーケをもらう人が決まりそうで決まらない、ワクワク感があります♡わたしが出席した結婚式では、花嫁さんがリボンを切り離すのに必死で、花嫁さん自身は最後まで誰がブーケをもらうことになるか全くわからなかっただけでなく、参加者もクルクル回るのが楽しくて、この演出で初めて知り合う人と会話できたりととても盛り上がりました。リボンの色にこだわると写真映えする演出にもなります!
簡単に取り入れられる演出②
【男性陣全員にブートニアをつけてもらい一体感】
結婚式に参加する男性陣全員にブートニアをつけてもらう。お祝いムードが盛り上がり、一体感の生まれるが演出です。結婚式にスーツで出席する男性のゲストは多いかと思いますが、会場に到着したときにお好きなドライフラワーを選んでもらいそれぞれの胸ポケットに挿してもらう。到着したばかりの少し緊張したムードが和らぐ演出でもあります。到着してから、何かを身につけるという一手間が結婚式に来たという感覚を盛り上げてくれて、お互いに胸元を確認し合うだけで会話が生まれます♡普段の生活で、男性陣がお花を身につける、お花に触れるという機会がまだまだ少ない日本。ぜひいつもと違う体験を結婚式に盛り込んで、一体感をアップしてみてください!
自由度の高い結婚式場
結婚式のお祝い気分を高めてくれる会場。フランスでは、シャトー(お城)や別荘を借りることが主流です。数日間をゲストと共に過ごすことになるので、リラックスできる会場は必須。最近は緑が多い会場、自然を感じる会場を選ぶのがトレンドになっています♡ゲストも好きに会場を散策する時間があったり、季節によってはプールサイドで遊んでみたり、開放的な場所を好むカップルが多いです。
ゲスト全員との食事では、日本のような高砂はなく、また新郎新婦も隣同士ではなく別々の席にゲストと一緒に座ります。時間が長いので新郎新婦もゲストも自由に思いのままに移動して、終始リラックスムードたっぷり。日本でもゲストハウスを会場とする場合などは、高砂を作らずに自由に動けるスタイルにするのも面白いかもしれません。
会場のスタイルは異なりますが、美味しい食事をみんなで楽しくお話ししながらいただくのは日本と同じです♡
まとめ
フランスの結婚式についていかがでしたか?
日本と違うところもありながら、すぐに真似できる要素もあると思いますので、ぜひ取り入れてみてくださいね♡
提供・DRESSY
【こちらの記事も読まれています】
>運命の一着と出逢える!?花嫁さまに人気の”A by Hatsuko Endo”さんのドレス試着レポをご紹介♡
>ウェディングドレスでの素敵すぎるお姫さま抱っこフォト大特集♡
>【お洒落花嫁さま必見*】お花×お洒落ヘアの素敵なコーディネートをご紹介♡
>【英語でなんていうの?】結婚おめでとう♡おしゃれに使える英語フレーズをまとめました*
>【366日まとめ】誕生鳥と鳥言葉まとめあなたは何の鳥?込められた意味もcheckしましょ♡”