「ライスのネタ作りは田所仁が担当し、関町は田所の脚本を演じるという立場です。だからということもあるのでしょうが、とにかく“演者”としての能力が高いと評価されています。あの風貌からくる独特な空気を作り出せるというのも強いですし、自分からボケなくても、そこにいるだけで“妙なおかしさ”が生み出されるという唯一無二の存在感もある。そんな関町さんですから、キングオブコントの王者たちが自分のコントの出演者に指名するのも当然でしょう。

 また、このキングオブコントの会での活躍があったことで、関町さんの俳優としての才能が広く知れ渡ったという側面があるのは間違いない。今期にゲスト出演した2本のドラマはいずれもTBSですし、関町さんが活躍することで今度はキングオブコントを盛り上げることにもつながる。TBSとしてもオイシイ展開ですね」(同)

 俳優としての躍進が期待される関町の一方で、田所はブックライブで配信されている漫画『異世界蒲田』の原作を担当している。

「田所さんについては、演者としての活躍はもちろんですが、脚本家としての活動も期待されています。ライスのコントは、シュールという言葉だけでは言い尽くせない深みがありますから。関町さんが俳優として高く評価されるとともに、田所さんへもスポットが当たっていくはずです」(同)

 バラエティ界、そしてドラマ・映画界で活躍していくであろうライスの今後に注目したい。