JR新宿駅を西に行けば高層ビルが立ち並び、東に行けば東洋有数の歓楽街である歌舞伎町があり、多くの人で賑わう新宿。移り変わりが激しいこの街には、まだ昭和の香りが漂う純喫茶が残っています。ノスタルジー溢れる空間でコーヒーを嗜むひとときは格別です。ゆったりとくつろぐことができる喫茶店は、大切な人とのデートにもぴったり。今回は、新宿の純喫茶の中から厳選した3店をご紹介します。

時が止まったかのようにノスタルジー溢れる空間「らんぶる」

煉瓦造りのレトロな入り口が目を引く「らんぶる」は1950年に創業、1955年から現在の場所で営業しています。店名の「L’ambre」は、フランス語で「琥珀」を意味する言葉です。

まさに「琥珀」を彷彿させる、時の流れと重みを感じさせる外観は、レコードショップやファッションビルが立ち並ぶ通りに、凛として佇んでいます。

店内に入り地下に降りると、入口からは想像がつかないほど広いスペースが広がっています。

約200席あるフロアには、観葉植物と豪華なシャンデリア、赤を基調とした階段や椅子など、美術館や博物館を思わせる調度品がそろい、別世界に迷い込んでしまったような感覚におちいります。

もともと名曲喫茶ということもあり、店内には有名な音楽家の肖像画がたくさん飾られています。ゆったりとしたBGMも相まって、昭和にタイムスリップした気分になる人もいるのではないでしょうか。

大きめのテーブル席もあるので、グループで予約してから足を運ぶという楽しみ方もできるでしょう。

らんぶる
住所:東京都新宿区新宿3-31-3 1F・B1F
電話番号:03-3352-3361
営業時間:9:30~23:00
定休日:無休

お洒落で開放的な雰囲気が魅力的なスポット「珈琲西武」

 

今年はオリンピックイヤー。心躍る人も多いと思いますが、前回東京で開催された1964年にオープンしたのが「珈琲西武」です。

お店は2・3階ですが、周囲の商業施設と比べると際立った雰囲気を放っています。

店内では、レトロでお洒落なステンドグラスのデザインを施した照明が、ノスタルジックな雰囲気を味わわせてくれ、日中は光が差し込むことで爽やかな開放感もあります。

柔らかいソファの座り心地も抜群。純喫茶でありながらWi-Fiやコピー機が設置されており、仕事の打ち合わせにも使いやすいでしょう。

コーヒーやナポリタンなどの定番メニューに加えて、パフェの種類が豊富なことも珈琲西武の特徴です。2019年には西新宿に2号店をオープンしていますので、そちらにも足を運んでみてはいかがでしょうか。

珈琲西武
住所:東京都新宿区新宿3-34-9 メトロビル2F・3F
電話番号:03-3354-1441
営業時間:
2F:7:30~23:30、7:30~23:00(日祝)
3F:12:00~23:30(月~金)、11:00~23:30(土)、11:00~23:00(日祝)
定休日:無休