ところで、JALが提携先のホテルの通常料金1万円の部屋ではなく、3万円以上高い部屋を予約すると、マイルを1万マイル差し上げますというトンデモ商法をやっていたと文春が報じている。

 今年1月、JALのHPで沖縄のホテルを予約していたAは、「1万マイル付きのプラン」というのを見つけた。

 販売はJALの子会社の「ジャルパック」。「このプランに申し込めば、あら不思議、1万マイルが貯まっちゃいますよ」という宣伝文句が書いてあったそうだ。

 だがマイルというのは規制がある。いわゆる総付景品というもので、取引額の20%を超えてはいけないと決められているそうだ。

 明らかに違反している。法人なら3億円の罰金が科せられるという。

 Aが3月末にJALに問い合わせしたところ、間もなくHPから商品が一斉に消えたというのである。

 JALの広報は文春に、1昨年から今年の3月まで、沖縄の4軒のホテルで「1万マイル付きプラン」を販売していたことを認めた。

 JALともあろうものがとはいうまい。JALはかつてのJALならず。貧すれば鈍す。ANAも同じであろう。