続けて「私もほたるより一足先に将来についてたくさん考えた時期がありました。つらくても、その時間があったからこそ今の私がいます。その時の気持ちを大切に丁寧に演じたいと思います」と抱負を述べ、「誰もが人生の岐路や人との関わりに悩むことがたくさんあると思います。ほたるが一生懸命考えたり、周りの人たちからの言葉や励ましを受け、成長し、選択していく様子を一緒に見守っていただけるとうれしいです」と呼び掛けている。
一方、髙石が扮(ふん)する美晴は、ほたるとは小・中・高・大学と一緒の学校に通う腐れ縁。周りが一番求めていることを、独特の発想で表現していく。大学のダンスサークルの中心メンバーでもある。ほたるの前に、なぜか幾度となく現れる存在。実は、そこにほたるも知らない真意がある。
髙石は「鍵谷美晴は、人々が理想とする、誰からも頼られいつも何かの中心にいるような人物です。一方で、とても人間らしい一面も併せ持っていて、役をつかむことの難しさも感じています。年齢が近いこともあり、そういう部分でも自分と重なるものがたくさんありました。“今”美晴を演じられることに意味を感じながら、真っすぐに役と作品に向き合っていきたいです」と意欲を燃やす。