大規模に公開される映画のヒットの目安は、興収10億円ほどとされている。上映館数は全国で346ほどとされる『映画 ネメシス』は、“10億の壁”にとても届きそうにないようだ。

「『映画 ネメシス』が興収ランキング3位に初登場した際、櫻井の後輩であるSnow Man・目黒蓮主演の『わたしの幸せな結婚』が2位を制しましたが、『わたしの幸せな結婚』はこのとき公開3週目で、しかも上映館数は313ほどと『映画 ネメシス』よりも少なかっただけに、『映画 ネメシス』の不振ぶりがより如実に浮き彫りとなりました」(芸能記者)

 これにより「後輩に完敗」と話題になったが、いまもっとも勢いのあるジャニーズ俳優の目黒が主演で、TBSで『アンナチュラル』『グランメゾン東京』『MIU404』『最愛』といったヒット作を次々と生んでいる塚原あゆ子監督の『わたしの幸せな結婚』に分があるのは仕方ないかもしれない。『わたしの幸せな結婚』はすでに興収20億円を突破しており、30億円にも届くかもしれないほどの大ヒット作となっている。

 だが、『映画 ネメシス』の深刻な問題は、上映館数が半分以下の映画にすら負けそうな状況だという。