「初回こそ、TVer総合ランキングで1位を取るなど好調に見えましたが、それは単純に競合となる春ドラマがまだほとんどスタートしていなかっただけ。実際、春ドラマが出揃い始めた17日週は、TVer総合ランキングで最高3位がやっとで、放送5日後にはトップ20から陥落するなど、どうにもいまひとつです。

 お気に入り登録者数を見ても、21日時点で44万人を超えましたが、日テレが今期から新たに始めた深夜枠でスタートした『夫婦が壊れるとき』の52万人を大きく下回ってますし、Sexy Zone・菊池風磨も出演しているテレ東の深夜ドラマ『隣の男はよく食べる』とは僅差で、今にも追い抜かれそうな状態。フジテレビのGP帯ドラマは『風間公親-教場0-』が96万、『あなたがしてくれなくても』が75万、『わたしのお嫁くん』が68万ということを考えると、『だが、情熱はある』の動きの鈍さはかなり気がかりです」(同)

 特に、あのドラマに酷似した動きだという。

「同枠で昨夏に放送されたキンプリ・永瀬主演の『新・信長公記 ~クラスメイトは戦国武将~』です。このドラマも視聴率で大苦戦となり、初回6.1%から右肩下がりで落ち込んでいった結果、全話平均は4.37%と、平成以降の日テレGP帯連ドラのワースト記録を叩き出してしまいました。さらにTVerでも一部の深夜ドラマ以下の水準の低空飛行でしたが、『だが、情熱はある』はこれとかなり似た動きを見せています。そして視聴率はよほどの盛り上がりがないかぎり、初回から下がっていくもの。このままいくと、『新・信長公記』とワースト争いを見せる展開もじゅうぶんありえそう」(同)