◆レス解消に動いても空振り、追いつめられていく

 ドラマでは2組の夫婦が取り上げられている。建設会社に勤める吉野みち(奈緒)とカフェの店長である陽一(永山瑛太)夫妻と、みちの職場の上司である新名誠(岩田剛典)とその妻で雑誌の副編集長である楓(田中みな実)。みちは2年間のレスをなんとか解消したいと思っているが、陽一はいろいろな言い訳をして先延ばししている。積極的に働きかけても空振りが続き、みちはだんだん追いつめられていく。

 一方、誠は多忙すぎる妻をフォローしているが、楓は仕事が最優先だ。あるとき、みちは新名に「誰にも話せなかったレスの悩み」を勢いで打ち明けてしまう。そこからふたりの距離が縮まるのか、むしろ広がるのか。そして夫の陽一は、カフェの前での工事関係者である女性と顔見知りになる。ここから人間関係がどう絡まっていくのか楽しみだ。