三浦が演じる主人公の谷村は、出版社の営業として働く営業マン。学生時代から地味で何事もうまくいかないことばかり。そんな自己肯定感の低い人生を送っていた谷村は、SNSの画面に流れてきた「好感度上昇サプリ」という広告を偶然見つけ、服用を開始する。
「現代社会での問題がわかりやすい好感度という形で表されている、非常に興味深い台本でした」と語る三浦は、「俳優も時に人気商売と言われる職業なので、他人事ではない感じでした。SNSなどで好感度に近しいものが数字として可視化されてしまう時代、大切なものが一体何なのか考えさせられました」と作品の面白さについて、実感を交えてコメント。そして、「数字に翻弄(ほんろう)され変化していく谷村雄二を演じていく中で、もしかすると自分もこうなるのではないかという、リアルなイメージで内面の移り変わりを演じています。SNSを多く利用する方は、特に楽しんでいただける作品になっているかと思います」と役作りを踏まえて、見どころを伝えてる。