続く町田も「ドラマの中ではいろいろなことが起こるんですが、普通に生きていても、面白いこともあれば、怖いこともあれば、温かくなることもありますよね。そういうことが一つ一つ色濃く出ている、そういう作品だと思うので、人それぞれの解釈で、楽しんで見ていただければうれしいです。『unknown』というタイトル通り、ジャンルも“unknown”ということで、いろいろな楽しみ方ができると思います」と期待を寄せた。
麻生は「このドラマではいろんな形の愛が描かれてるなと思っているので、私自身のこととして考えても、家族だったり周りにいる人への愛をあらためて考え直したり、感謝したり。そういうことを思っている日々です」と語ると、吉田も「自分の偏見で人を見てはいけない、自分が正しいと思っても、決してそれはほかの人にも当てはまることではない、と思うんです。例えば、今ずっとコロナでマスクをしていて、目しか見えていない。そうすると口が見えず、笑っているのか笑っていないのかが分からなくて疑心暗鬼になってしまうこともあると思います。このドラマでは、『絶対人を決めつけてはいけない』ということや、『心を開いて相手を理解しようと最大限の努力をすること』『自分のことを相手に理解してもらおうと努力すること』でしか、コミュニケーションは生まれないという“人間の一番大事な基本”を言ってくれているのではないかと思っています」と作品に含まれるメッセージを口にした。